院長のコラム

続・僕の経験した「いや~な空気」

「空気の研究」から 
11-5-14
今回は、院長の意向を汲みつつスタッフ独自の視点を求められたのにもかかわらず、スタッフの仲良し友達選考会になってしまったようである。一緒に勤務した期間に長短はあったものの、5人もいてチームとして院長イズムを理解していなかったことがいみじくも露呈したわけである。いや個々では理解していたのかもしれない。しかし、結果として、院長の想いどこ吹く風、の結果になってしまった。
僕は結果が大事だと考えている。内視鏡医は特にそうである。早期に発見して早期に治療するという結果を常に求められる。検査をして診断をした上で、症状の原因説明およびその症状の緩和を常に求められる。満足のいく結果を提供しないと、患者さんは来てくれない、来てくれなければ収入が減る、減ればスタッフに満足の行く給料を支払えない、負の連鎖である。しかし、この逆は、僕が求める皆が幸せになる「ALL WIN」の連鎖になる。

話はそれるが、今回の東日本大震災のあと、僕に何が出来るのかを考えた。色々考えたが納得できるものが浮かんで来なかった。ある日、医師同士のメーリングリストのある先生の文面の中に「しない善よりする偽善」という言葉を見つけた。ピンと来た、その日の売り上げの一部を義援金として日本赤十字社に寄付することにした。悩んで一歩も進まないことより、行動それに伴う結果が大事であることを今回の大震災からも改めて学んだ。

おそらく、院長の経営理念、院長の行動指針、院長の屈折した想いを理解しているつもりの空気がクリニックに蔓延していたのだろう。やるせなく許せず、やり場のない怒りがこみ上げて来る一方、無力感、疎外感、孤独感、虚無感を感じた。常日頃からチーム医療を言い続けたつもりであったが、雇う側と雇われる側、経営者と労働者の間には、埋めることのできない深い溝があることを改めて理解した。
今回醸成されたこの空気は一体何だったのだろう。ある一人が全員を誤った方向に導いたのだろうか、あるいは、ビジネスパートナーを選ぶという本来の目的を忘れて、共感しやすいお友達を選ぼうという意識が共鳴しあったのだろうか。何れにしても今回の判断には、個人としての揺らぎない信念はなく、したがって説明責任義務など何処やら・・・。やはり我々日本人には、本音と建前、雰囲気的判断と論理的判断といったダブルスタンダードがDNAに植え込まれているのだろうか。

スタッフが選んだ人選は結局ほぼ却下した。感覚的で、非論理的な判断だからというだけではない。当院は、スタッフ募集し不採用の場合、理由を明らかにして履歴書を返送することにしている。もし、自分が選ばれる立場なら、不採用の理由を知りたいからである。今回のようなスタッフ案、志望動機があいまいだったり、添え書がない方を一次通過させて、しっかり履歴書が書けている方を一次選考で落とした場合、どれだけの労力を割いて不採用理由を書かなければいけないことか、どう考えても合理的ではないし複雑すぎる。

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