院長のコラム

すべてをスタートラインにもどして

2012.04.8

海陽学園1期生の快挙 

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「すべてをスタートラインにもどして
ギヤを入れ直してる君」
2006年に開校した海陽学園の1期生の多くが、この春、海陽学園で学んだことを胸に秘め、それぞれの新しい環境に羽ばたいて行く。佐野(元春)さんの「ダウンタウンボーイ」の一節がふと浮かんだ。

東海地区を中心とした名だたる企業が協賛して、これからの日本を牽引するリーダー育成を目的に設立した学校。日本にかってあった旧制中学を横目にしつつ、イギリスの有名なボーディングスクールを手本に設立された中高一貫の全寮制男子校。受験勉強だけではなく、全人格的教育を理念に据えた学園。
僕が初めて学園の記事を読んだ時、いよいよこの日本にリーダー育成を実践する中等学校が出来るのだ、可能なら息子達を入学させたい、と素直に思った。年間、学費・寮費・食費で280万円程度かかるが、お金に換算出来ない以上のものを学園生活から得られるに違いないと確信した。

けれども、僕のように単純に考えない人もいる。格差社会の象徴、純粋培養されたエリート育成の学園、将来のトヨタ・JR東海・中部電力の管理職養成校、偏差値40からでも入学出来るお坊ちゃま校等々、匿名の名の下、ネット上では根拠のない批判に誹謗中傷が多く散見される。
ネット上の掲示板を見て、いつも思うことがある。「あなたは誰、何が目的、上から目線で揚げ足を取り、イメージだけで一刀両断に決めつけるあなたは、実社会でどのように暮らし生きているのですか。」まだ幼い12の春から親元を離れ集団生活しなければならない子供、様々な葛藤を抱えながら断腸の思いで遠くに子供を送ることを決意した保護者。その家族の考えや思いを全く理解しようとしない。金持ち、格差、エリートの一言で片付けるが、文章の端々に、妬み、僻み、被害者意識が満ちあふれている。

この春、学園1期生の進路が発表された(詳細は学園ホームページに公開)。卒業生101人中13人が東大に合格した。新設校の1期生で13人も東大合格を出したのは快挙で、いきなり東大現役合格率ベスト10に入った。その他、東京藝大、国公私立医学部、有名私大、海外の大学等、この学園の多様性、懐の深さを知らされた。一方、良いことばかりだけではなく、東大合格率と同じ程度の生徒が卒業を待たずに学園を去って行ったのも事実である。

全寮制学校の良いところは、6年間寝食をともにすることによって、同級生がライバルであり、かけがえのない仲間になることである。先輩後輩の上下関係も通常より強固になる。学園祭に何度か訪れたが、年々レベルアップされていることを実感しているし、スポーツフェスタと称する体育祭も同様だそうだ。1期生が築いたものを、2期生以降の後輩が継承しつつ自分の期の特色を出そうとしている、これが伝統というものであろう。
1期生は大学受験を団体戦と捉えて挑んだことを学園から報告されていた。今回の受験の結果は、生徒はもちろん先生、フロアーマスター、ハウスマスターも含めた学園全体で勝ち取ったものである。大学受験に対する取り組み方も、きっと2期生以降に引き継がれて行くことだろうし、先生方もこの結果に安住はしないだろう。

改めて、海陽学園の歴史を作った1期生およびその保護者に敬意を表するとともに、次の段階である高等教育でも、海陽で育まれた海陽精神を存分に発揮してもらいたいと思う。
一方、華やかな結果の裏で、残念ながら志望校に合格出来なかった生徒もいる。忸怩たる思いで、今が満開の桜を見ていることだろう。かける言葉は見当たらないが、大学合格はあくまで長い人生の一過程で、自分の夢を忘れず諦めず、人生のゴールを目指して一歩ずつ歩み続けることを願う。

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