院長のコラム

面の厚い奴の告白

2012.04.21

イヴォーク購入まで

 

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 「仮面の告白」は、三島由紀夫の生い立ちから青年期までを描いてゆく自伝的小説である。「面の厚い奴の告白」はもちろん僕のものであるが、告白にはなっていない。聞いて欲しくてたまらない気持ちがコラムに表れているそうだ。

先日、定期受診してくれている患者さんから突然「先生、また車替えるのですか。」と聞かれた。突然のことで慌てふためいた僕は、「誰がそんなことを言っていましたか、僕ですか、スタッフですか。僕の友人ですか。」、思わず詰問口調で問いただしてしまった。その方は、「誰に聞いたのでもなく、先生のコラムを読んでいたらすぐ分かりますよ。」と笑いながら答えられた。
振り返ってみると確かにそうである。このコラムの中の用語で、最近気になっているものは購入を前提に考えている、心に突き刺さるは購入を決意したと同義語であるようだ。帰省した息子から「◯◯はもう買ったの。」とよく聞かれる。厚顔無恥を恥じるばかりである。

レクサス至上主義者に思われている僕は、レクサスに乗るまでは欧州車至上主義者であった。働き始めて先ず購入したのがゴルフIIIのカブリオレ、次はアルファロメオ156であった。自動車評論家に洗脳されていた僕は、日本車はださく性能も悪く、自分の個性を表現出来ないものと信じていた。しかし、レクサスに出会ってからは、自動車評論家がいかに戦後教育に毒されているのかを理解するようになり、意匠・性能・価格を総合的に判断してクルマ選びをするようになった。
もうこれからは日本車を乗り続けるのだろうなと思っていたところに、突然現れたのがレンジローバーイヴォークである。156を初めて見た時も相当動揺したが、今回はそれ以上に心がときめいた。価格や性能など関係ない、とにかくデザインが良い、欲しいと純粋に思った。

12月上旬の東京モーターショーで日本正式デビューを知っていたので、11月末に最寄りのディーラーに電話をかけたところ、「正式発注は12月3日ですが、注文書をかわすのは明日から可能ですよ。」との返事だった。翌日11月30日に自宅に来てもらい、ジャガーランドローバージャパンから送られて来たばかりのメールをプリントアウトしたものを、担当者とにらめっこしながら悪戦苦闘し仕様を決めた。コンセプトモデルの印象が強かったのでクーペを選択し、外観は赤が印象的だったので赤を選択した。ルーフの色の選択には迷ったが、すべてのピラーが黒だったのでルーフも黒にした。正式なカタログがないので、担当者の経験も交えながら細かな仕様まで決め、その日に契約書を交わした。自分仕様の欧州車を本国に発注する初めての経験である。

その後はメールのやり取りで一喜一憂した。顧客生産枠で一番の2月下旬に、イギリスのヘイルウッド工場で生産されることが決定しました。思っていた以上に早く2月上旬に完成しました。2月末にサウサンプトン港からの出港を予定していましたが、船会社の都合上3月15日にGlorious Aceという船舶で出港しました。日本到着は4月22日を予定していますので、黄金週間前に納車出来るかもしれません。
以後、毎日ネット上でGlorious Aceの航跡を追う日々が続いた。予想よりも早い4月15日に豊橋に到着し、諸手続き・諸点検の後ディーラーに届けられ、本日納車となった。

イヴォークは、今から発注すると来年の納期になると言われている。早くに決断し契約を交わしたことによって、5ヶ月という長い期間であったが、日本での相当早い時期の納車にこぎつけた。これからしばらく、8年ぶりに欧州車を体験することになる。日本車と比較して品質を問題視されることの多い欧州車に、楽しみでもあり不安でもある。今日の説明では、携帯やi-pad等の外部機器との接続が充実していて、携帯同様クルマも電化製品のようになりつつある印象を抱いた。
今年、僕の周囲は目覚ましく変化している。携帯にさえまだあたふたしている自分が、この変化に適応対応順応できるのか、自分自身の精神年齢が問われる1年である。

イヴォークには記号性のある数字がなかったので、
開院日をナンバーにしました。

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