院長のコラム

橋本市長と野田首相

2012.06.3

二人のリーダー

 

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16時診療終了のクリニックなので、夕方のニュースを見ながら食事をすることが多い。最近の夕方のニュース番組はワイドショー化しているので、18時10分前頃までは関西ローカル、それ以降は全国放送(東京から)、18時15分頃から関西ローカルへ戻るパターンがどの放送局でも定着している。

関西地方に住んでいるので、関西ローカルで橋本徹市長を見ない日はない。今年になって維新政治塾を結成し塾生を募集した。政局も大きく動き出したためか、関西ローカルの後の全国放送でも橋本さんを見る機会が多くなった。今後の政局を握るキーパーソンとしてマスコミに単にもてはやされているだけなのか、はたまた、国民が橋本さんに救国の志士を求めているからだろうか。個人的には、橋本さんに非常に期待しているし、人間としての魅力を感じるとともにその行動力には嫉妬すら覚える。
そこここで橋本さんに対する批判・非難を目にするが、自分には腑に落ちない。僕が真っ先に浮かぶ橋本さんの主張はというと、地域分権・二重行政の無駄・公務員制度改革・民間感覚の導入などだが、これがいけないと言うのなら、対立する主張は政治家・公務員(特に高級官僚)が主体運営する中央集権国家となる。橋本批判・非難は、読むとなるほど確かに一理あると考えさせられる。それではさて、どのような政治体制・政治家を熱望しているのかと言えば代替案が見えてこない。
手法を問題する向きもあるが、地方自治制度に則って選挙で選ばれており、独裁でも君主でもないことは火を見るよりも明らかである。ポピュリストと評されることもあるようだが、僕にとっての典型的なポピュリストは鳩山由紀夫氏である。

一方、現在の日本の首相は言わずもがな民主党の野田佳彦氏である。TPPへの参加、消費税の増税に積極的に取り組んでいる。当初、民主党党首という色眼鏡で見ていたが、国会答弁、党首討論、各種会見から感じたのは、真面目で真摯な人間である。調べると、父親が自衛隊出身だそうである。その出自からも、民主党出身の歴代首相、親中派ポピュリスト、反日市民運動家と異なることが分かる。
野田さんの人柄には1票入れたいところだが、いかんせん民主党の党首である。自民党から政権奪取した時のマニフェストは、コンクリートから人へ・ガソリン税減税・子供手当の年額2万6千円支給・高速道路の無料化・公務員制度改革・無駄な予算の削除等々。残念ながら、何一つ実現したものはない。しかも、日本の国防・外交問題をめちゃくちゃにし、震災対応、その後の対応も後手に回る一方である。この党は日本を内部から崩壊させようとしているのか、ひょっとしてこれもコミンテルンの陰謀か、と勘ぐりたくなる。
もし本気で消費税増税を断行するつもりなら、小泉元首相が郵政解散をしたように、消費税増税解散をして欲しいものである。政策を実行出来ず、無駄を省けず、危機管理も杜撰なままで。

橋本徹氏も野田佳彦氏も、個人だけを見れば優秀なリーダーだと思う。けれども、僕の両者に対する見解がこうも異なるのは、その背景にある政党の理念が全く異なるからである。今までのように、たくさんの人間から意見を集約してまとめるやり方は、時間がかかり収拾がつかず、結局無難なところに収束してしまう。特に、民主党のような左派から右派までの幅広い寄り合い所帯なら尚更である。
これからますます、政党には政治理念が求められることになるだろう。絵に描いた餅のようなマニフェストはもう要らない。そういう意味では、憲法改正・憲法第9条に対してどのように取り組むのかが、その政党を判断する試金石になるだろう。

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