プールと浴衣と私
2012夏
好きな絵画の一つです。
「ある芸術家の肖像」という題名を知ったのは最近で、
ますます興味を惹かれました。
今回は平松愛理の名曲「部屋とYシャツと私」にかけて。 2012年の夏休みが終わった。旅行好きな訳でもなく、海が好きな訳でもなく、趣味という趣味を持たない僕にとって、夏はただ過ぎていくだけの一つの季節にすぎない。社会人になって以降、特にそうである。しかし、今年はいつもの夏と少し違っていた。 ファッション好きな人間にとって、夏ほど面白くない季節はない。上着が着られない、重ね着が出来ない。僕の好きな素材ウールは、汗をかきやすく吸収しない。特に、黒が主体のヨウジヤマモトは暑苦しさがにじみ出ていて、おそらく周囲から白い目で見られているに違いない。今の時代なら、T-シャツにクロップドパンツで十分である。 心機一転、この夏から週2回程度、スポーツジムに行くようになった。徐々に運動することが習慣化してきたので、この夏はプール三昧になった。 しかし、どれくらいぶりだろうか、真っ青な空にそそり立つ入道雲を、プールからじっくり見たのは。デビッド・ホックニーの「ある芸術家の肖像」や大滝詠一の「A Long Vacation」のアルバムジャケットを思いだした。何度も夏を迎えてきたが、僕の夏のイメージは16歳のままである。大滝詠一、佐野元春、杉真理(まさみち)で構成されるナイアガラ・トライアングルVol.2の中の楽曲、杉さんの「夢見る渚」がそれである。この曲を聴くと、僕の中の理想の夏が思い浮かぶ。この曲を真夏に聴くと、なぜか、過ぎていく夏、終わりゆく夏を想像して切なくなる。 |
八面六臂の活躍をした浴衣です。 金彩で描かれた、まさに髑髏(しゃれこうべ)。 今時のドクロマークと異なり趣がありユーモラスがあります。 |