2012海陽祭番外編
保護者交流
何度か学園のイベントに参加をしていると、普段見ることの出来ない子供の日常生活や成長を確認することも楽しみだが、保護者との交流が楽しくなってきた。
この学園の保護者の特徴として、父親および家族の参加率が高い。3世代での参加も決して珍しくない。以前、娘の中学のPTA懇親会に参加したが、クラスの中で父親も参加したのは我が家だけだった。この学園の保護者がいかに教育熱心であるか、の1例である。
住んでいる地域、年代、職種は異なるが、子供の教育に対する想いは大同小異、概ね一致する。今までに何人もの父親と話す機会を得たが、子供の教育に対する想いの背景にある哲学・信念・人生観・価値観までも近似することを理解した。したがって、初対面の方でも、共通の知人を介して話せば昔からの友人のように話せる。
昨年同様、初日の海陽祭後にラグーナでの大規模なPTA懇親会があった。開会ぎりぎりに到着して、右往左往して自分の居場所を確保しようとしていたら、3期生の保護者の方に声をかけられ仲間に入れてもらえた。前回と同じく大変有意義な懇親会だった。
懇親会終了後、そのグループの2次会は、我々が宿泊しているホテルのラウンジで予定されていた。ひょんな事に同じホテルの異なるフロアで、とある運動クラブの保護者の集まりもあった。こちらには近畿地区の知人がいたので、たくさんの人と話したいと思っていた僕は、両グループを行き来することにした。両グループとも初対面の方がいたけれども、学園のこと、先生のことなど積もる話で、あっという間にその日が終わろうとする時刻になった。その日は朝早く起床し長距離運転をした上に、かなりのお酒を飲んだせいか、翌日、あろうことかイランが核爆弾を投下する夢でびっくりして目が覚めた。
閉口することが二つあった。一つは、自身全く意識していないのに目立つ黒服である。学園祭の受付をしたらまもなく、長男に出迎えられた。聞くところによると、学園祭スタッフをしている長男の元に友人から、「長嶋の両親到着」との連絡が入ったそうである。連絡の取りようのない次男は、「探していたら、すぐ分かったわ。」の声とともにむこうから駆けつけてくれた。知った保護者からも、「長嶋さんはすぐに分かるわ。」と声をかけられる次第である。「学園祭のために誂えた訳ではない普段着なのに・・・」「目立つための服ではないのに・・・」、忸怩たる思い、そんな言葉がぴったりの気分であった。
二つ目は、「ブログを読んでいますよ。」、「いつもコラム楽しみにしています。」と何度か声をかけられた。時には、「最近、学園関係のことが少ないね、もう少し書いてよ。」、「ちょっと痩せられました?最近運動をしているそうですね。」、「イヴォークは、やっぱりいいですか?」と具体的に問いかけられる。正直、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分である。「継続は力なり」で書き続けることだけをモットーとしているこのコラムは、勢いで書いてほとんど推敲をしていない。したがって、誤字脱字だらけで句読点が誤っている上に内容がない(後日読み返すと正直反省しきりです)。駄文を読んでいただいているという申し訳なさで一杯である。とはいえ、自身の徒然日記なので、何を考え思い怒り、そして今何に興味を持って何に取り組んでいるのか、考えようによっては自分を曝け出しているコラムである。
遠目で訝られるような視線を送られるよりは、面と向かって声をかけていただく方が数百倍幸せなのだが、声をかけていただく方の素性をこちらはほとんど知らない。けれども。相手は僕のことを何となく知っている。この距離感が微妙な不安感をもたらす。
学園に対する思いは各家庭で異なるが、当家は、子供たちの成長を見るにつけ入学させて良かったと思っている。そして何よりも、学園を通して保護者との数々の素敵な出会いがあったことに感謝している。あと何度学校行事に参加できるか分からないが、極力参加して至福の時間を少しでも過ごしたい、と願っている。