院長のコラム

健康が一番

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昨年末の嘔吐下痢症は年始にも及んだ。嘔吐したのはわずか一回だけだったが、飲食した三倍以上の回数トイレに立った。周期的に襲われる腹痛と下痢との闘いになった。大晦日に奮発して購入した二個のお節料理も、家族が美味しそうに食べるのを横目にほとんど食べられなかった。下痢を催す不安もあったが、そもそも食欲がそそられないのだ。脂っこいものや肉は体が受け付けず、どうにかこうにか温かいうどんやソバが食べられる程度。もちろんアルコールも受け付けない。毎朝欠かさず飲んでいたコーヒーも体が欲しない。老廃物はどんどん排泄され、肉体がどんどん浄化されていくのを実感した。

二十数年ぶりに絞った体重も更に3キロ減った。しかし、これは素直に喜べなかった。この間、運動も出来ないので、贅肉以上に筋肉量が見る見るうちに落ちていくのが分かった。着替える時、鏡に映る自分の姿にびっくりした。たった五日間運動しなかっただけで、筋肉にハリ・ツヤが全くなくなっていた。目の下にはクマが出来、瞼は落ち込み二重瞼になりそうだった。ある意味、肉体がどんどん削ぎ落とされて行ったのだが、筋肉まで削ぎ落とされ何せ力が入らない。力が入らないことは即ち何もする気力が湧かない。ただ横たわっているだけだ。気力の衰えは思考能力までも低下させた。何も出来ない状況にただ身を任せるだけにした。それを出来るだけの十分な休養期間があった。神様からの警鐘とは言え、休養するには絶好の期間と機会になった。

仕事始め前日の一月三日になり、ようやく通常通り食事が出来るようになった。あれだけ体が拒否していたビールも350ミリだが飲めた。翌日からの仕事も、いつものように階段を駆け上がる事ができた。今まで通り、何もなかったかのように仕事を終えることが出来た。翌五日には今年初めての外食にも行けた。いつもより飲酒量は少なかったが、知人と同じかそれ以上に食べられた。六日は初泳ぎ、八日間のブランクと運動不足で、さすがに途中左ふくらはぎが攣りそうになったが、いつものように1.5キロのルーチンワークをこなせた。当たり前のことを当たり前のように出来ることが、どんなに難しいことか、そしてどんなに幸せなことか、今噛み締めている。

僕は無神論者である。宗教的な背景も全く持ち合わせていない。しかし、その素養は持ち合わせているように感じている。我々は、何か見えない絶対的なもの(それを神と呼ぶのだろう)に支配されていること、抗えない何かに運命を導かれていること、そして生きることは運命を享受すること、だと。その文脈に従うなら、今年は健康に留意するようにとの神様からの思し召しと考えている。年初早々、神様からきつい灸をすえられた。しかし、それは僕にとっては神様からの啓示になった。健康が一番、誰よりも今感じている。そして、健康であることの大切さを人々に伝えていく責務があるとも感じている。2018年はほろ苦いスタートになった。

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