院長のコラム

アルファロメオ156

 

 初めて購入した機械式腕時計について書いてみた。それではと、「初めて自分で購入したクルマは何だったのだろう?」、思い出してみて書き記すことにする。このコラムは僕の生前遺言である。今は養ってもらっている子供達も、いつかは自分の力で機械式腕時計や車を購入することになるだろう。その時に僕が生きていればいい。きっと、「もう止めて、しつこ過ぎる!」と言われくらい語るに違いない。しかし、そんな確証は微塵もない。僕がこの世にいなかった時、自分の経験が少しでも子供たちの参考になればと思う。時折、初めてシリーズをしたためることにする。

 僕は、医学部を卒業と同時に大学院に入学した。ということは、高校卒業後足掛け十年学生をしていた。医師免許を持っているとは言えあくまでも学生なので、当時、大学病院から給与は支払われなかった。どうやって生活の糧を得ていたかというと、医局から斡旋される週末のバイト収入が主だった。二泊三日の当直で当時十二万円程度が相場だったように思う。研修医が当直出来るくらいの病院なので、バイト先に限りがある。数少ないバイト先を六人でシェアしていたので、月に二回程度が限度だった。何かと入用だろうからと、父は引き続き仕送りをしてくれた。学生時代に買ってもらった車も、大学院生時代に買い替えをしてくれた。なので、自分で初めてクルマを購入したのは今から二十年前、三十四才前後だと思う。

 車の購入には様々な要因が重なった。父に購入してもらったゴルフIIIカブリオレが二度目の車検を迎えようとしていた。当時、父が病に倒れ僕が代診していたため、金銭的に少し余裕があった。一番の理由は、心底欲しいと思える車が登場したからだ。それがアルファロメオ156だった。アルファロメオと言えば、数々の名車にモータースポーツという憧れのブランドだった。先代の155が直線基調だったのと打って変わって曲線調になり、かつCピラーもセダンなのにクーペのようになだらかで流麗。車を見てエレガント、もっと言えば色気を感じた初めての車がアルファ156だった。学生時代から車が好きで、雑誌「CAR and DRIVER」を定期購読していた。初めて156を見た時、一瞬で恋に落ちた。車選びと恋愛が異なるのは、買うことができれば、一方的でも自分のものにすることが出来る。予算の関係で2Lの下位グレードしか選択出来なかった。しかし、そちらの方が良かった。当時F1を席巻していたセミAT類似のトランスミッション、セレスピードは2Lモデルしか選択出来なかったからだ。和歌山市にあるディーラー「モデナ」を訪れたところ、シルバー色の展示車をお値打ち価格で即納出来るとのこと。もちろん即決した。

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