院長のコラム

ありえへん話〜本編・中編〜


そんなことは忘却の彼方だったつい先日、不意に妻が「○○病院に行って説明聞いてくる。」と言い出した。「今頃何で?」と僕、「人事異動があるから急ぐらしい。」と妻。僕は立ち会えないため、面談を録音するよう指示した。案の定、面会は通り一遍で決して誠意あるものではなかったようだ。「私、認知症と思われているのかなぁ。往復4時間かけて行った意味があったのかなぁ。」、妻は憤懣やるかたない様子だった。僕はビールを飲みながら、愚痴のような状況説明を受けた。「もうええんと違う。」と内心思いながら、きっと面倒くさそうに聞いていたに違いない。ところが、「えっ!ホンマ(本当)?そんな事ホンマに言ったん?」、「なら録音を聞いてみる?」と妻。「FIRE!これなら言い負かせられる!」、消えかかりそうな火に油が注がれた。

翌日、当該病院のコーディネーターに自ら電話をかけた。今回の件は妻が被ったことである。僕は前面に出ていくことはせず、常に後方支援に徹した。しかし、検査をしたしない以前の発言を科長がしているのだ。この点は絶対に許すことは出来ないし確認しておきたかった。「今回の面談はいろいろな意味で納得行かないし疑念はさらに深まった。」、その旨伝え再度の面会を要望した。ついては、弱小医療法人とは言え理事長自ら出向くこと、それ故、担当医と上司はもちろん、然るべき判断の出来る人間に立ち会いを求めた。責任者の出席を求める以上、無意味な時間を費やすわけにはいかない。争点を三点に絞ることを前もって伝えた。程なく、面会の日時が水曜夕刻と決定した。どういう段取りをして如何に論争展開するか、決戦の水曜日に向けて気持ちは高まる一方である。この一連の情勢を、後学のためにと妻は子供達に伝えていた。「あほやなぁ、パパの怖さを知らんな。ホンマしつこいし何するか分からんからなぁ。」の返信には苦笑するほかなかった。

決戦の日が来た。水曜午後、ひと泳ぎして身を清めた。戦闘服はもちろんヨウジのドクタージャケット、背中には「NO FUTURE」(未来はない)の文字。争点は伝えている。尋問内容も抜かりない。後は相手の出方次第である。意気揚々と指定時刻十分前に病院に乗り込んだ。会議室に案内され、会議室前には責任者と当該科長が待ち受けていた。しかし、同席を求めた担当医は不在だった。「徹底抗戦して、最後には完膚無きまで叩きのめす!」がこちらの戦法のはずだった。しかし、しかしだ、いきなり拍子抜けした。終始、平身低頭状態である。何を聞いても、我々の意見が妥当かつ適切であることを認めている。真相を追及しようにも肝心の本人が欠席している。僕より年上でキャリアも人間性も優る医師にひたすら謝られ続けると、気の毒に感じ争う気力も失せてしまった。担当医の人間性と不誠実さは言語道断だが、敵前逃亡していることがすべてを物語っている。最高責任者から謝罪の言葉を何度も受けた。後日届いた開示されたカルテには、たった一行だけの文字。一体何のために、長い月日戦ったのだろう?(つづく)

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