院長のコラム

2021を振り返って(公的編)

思いもよらず知った医師30年目の2021年は、いみじくも東京2020五輪が開催された年になった。それは同時にコロナ禍中でもあった。2020年同様、経営的に芳しくなかったが、介護事業が大分軌道に乗ってきたのでクリニックの減収分を補填してくれた。多角化したことのメリットをようやく享受できるようになった今日此頃である。2021は、サービス付き高齢者住宅内にあったデイサービスを外部に併設し、デイサービスだった部分を居室に改装することによって介護事業も一旦区切りがついた。クリニック開設から14年、殺風景だった千坪弱の資材置き場は医療と介護が融合したエリアとして蘇った。それはすなわち、千葉学建築作品群の完成にもなった。

2021は決して良いことばかりではなかった。あれからもう半年が経過したので、そろそろ夏に起こった出来事の一端を話してもいいだろう。開業来初めて、受付業務で6万円ものお金が紛失した。失くなったことが判明した翌日、受付スタッフが悲壮感漂わせて報告に来た。窓口業務は一切合切スタッフに任せている。全面的に信頼していたし、それで何も支障がなかったからだ。だから当初、報告内容にピンとこなかった。要は、日常業務用と予備用のお金を準備しており、普段あまり使用しない予備費から6万円が失くなったのだ。恥ずかしい話ながら、介護事業所で同様の事例が2件あった。しかし何れも、いつ起こったか特定できず有耶無耶にせざるを得なかった。今回は偶然、前々日に両替のためお金の存在を確認出来ていた。ある程度日時が特定でき、内部事情に精通したものとなれば犯人は限られてくる。地団駄踏んだ経験を基に、今回は毅然と警察に被害届を提出することにした。

僕は、お金を盗む人間を人一倍忌み嫌う。行動はもちろんだが、精神性が許せない。犯罪なのに悪いことをしているという認識がない。そして、この種の人間は平気で嘘を付き、短絡的で自己中心的である。警察に被害届け出を出したのは、犯人を戒めるためである。警察による事情聴取と現場検証、スタッフの指紋採取等行われたが、案の定犯人は特定できなかった。医療機関は、ある意味人の命を預かる現場である。疑心暗鬼を抱えて医療に携わるわけには行かない。院長として決断することを求められた。これ以上詳細は書けない。お金の管理を今まで以上に周知徹底すること、予備費を最小限にするよう指示した。

前代未聞のことが2021年クリニックで起こった。たかが6万されど6万、人を信頼することが前提の職場で信じられないことが起こった。もう二度と同じ過ちを繰り返さないよう肝に銘じた。ショッキングな出来事があったとは言え、スタッフ一同大過なく過ごす事ができ、秋には久しぶりにコロナ前の検査件数をこなし一筋の光明を見出すことが出来た。2022年こそコロナ禍以前の生活に戻れることを願う。

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