院長のコラム

2022を振り返って(歴史の転換点)

2022年が激動の年になるなんて夢にも思わなかった。2020年早々、パンデミックを引き起こしたCOVID-19。三年目の2022年も、この感染症に翻弄される年になった。夏頃に爆発的に感染者が増えた第七波以降、収束するかと思いきや、まだまだ勢いの止まらないこの感染症。得体が全く知れなかった初期と比較して、現在はウィズコロナの概念が浸透して正しく怖がれるようになった。身近な生活にも旅行先にも、かつての勢いが幾分か見られるようになった。ある程度予測可能だった新型コロナ感染症と異なり、全く想定外だったのはロシアのウクライナ侵攻と安倍元首相の暗殺。日本においても世界においても、歴史教科書に刻まれる出来事が起こった年になった。

経営的には、あいも変わらずコロナに一喜一憂した一年だった。感染症者と逆相関する検査件数。検査予約が激減した2020年と比較すれば、波はあったものの2022年は一筋の光明が見えた。下り坂をずっと見ていた風景に水平線を感じ取れるようになった。それはすなわち、医療経営的に最悪期を脱したことを意味している。個人的には、家族皆健康で特に問題もなく比較的順調だった。長男が社会人になり、重い責任がようやく一つ軽減された。エンターテイメント的にも、ヨウジヤマモトのファッションショーや数々のライブと、2020年では考えられなかったイベントに参加ができた。自分のコラムを読み返すと、こんなことも遭ったんだと悲喜こもごもだが、押しなべていい年だったように思う。

話は変わって、2022年初頭、ロシア軍がウクライナ国境に軍隊を進めているとの報道が盛んにされた。関係国が認める大義名分がなく、合理的に考えれば失うものの方が大きいと考えられていた侵攻を、2月24日、ロシアのプーチン大統領は決断した。国際平和と安全に最も寄与しなければならない常任理事国の一つが、率先して他国を侵攻するなんて荒唐無稽も甚だしい。国際連合の存在や意義は、まったくもってないがしろにされた。権威主義国家の指導者は、如何に愚かで残酷で妄想に取り憑かれているかが明らかになった。それは遠い国の話ではない。我が国の周辺には、ロシアも含めて同様の国が三ヶ国もある。今日のウクライナは明日の台湾、明後日の日本であることを肝に銘じなければならない。

前回このコラムで、「仲間なんて語るモンじゃない。」と伝えた。同様に、平和や憲法第九条を声高に叫ぶ人々に言いたい、「平和なんて語るものじゃない、叶えるものだから。」と。ロシアのような専制国家のリーダーが、内政から国民の目を逸らそうとした時、何が起こるか、2022年白日の下に晒された。我々は歴史の転換点に立っている。

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