年末東北旅行(1)
長男が社会人になり年末年始は勤務とのこと。家族が一同に介することがなく、年末年始は特に予定を組んでいなかった。すると、「今回は行動制限がないから祖父母も交えて旅行に行こう。」と長女から旅行催促の連絡が入った。格安旅行に長けている娘と妻がやり取りして、東北地方に決定したのが師走になってから。「運転手に徹して欲しい。」以外の旅行の日程や詳細を全く知らされないまま12月29日の朝を迎えた。現地集合する娘以外の5人を乗せ大阪国際空港に車を走らせた。時間にして2時間弱、伊丹空港へは大阪市内に行くのと遜色のない時間で行けた。
搭乗したのは、南紀白浜〜羽田便でよく用いられているような小型機。昼過ぎに伊丹を出発して1時間強で仙台空港に到着。事前情報が全く無かったので飛行時間の短さに驚き、雪の東北を想像していたので南紀田辺と変わらない光景にびっくりした。到着して先ずはレンタカー、6人で移動するためアルファードを妻が予約していた。レクサスLXに乗っていてなんだが、威圧的過ぎる顔面にどうしても抵抗があった。今回、専属運転手としてアルファードと接してみて、長時間、長距離、大人数で移動するには最適の車と確信。このクルマの人気の高さを直に知ることが出来た。初日は移動日のため観光先は限られていて、日本三景と称される松島の観光遊覧船の最終便を目指した。ところで、あと二景はどこだろうという話になった。安芸の宮島と天橋立だそうで、安芸の宮島は何度か訪れているから今後天橋立に行けば三景制覇になる。粉雪舞う中、50分ほどの「仁王丸コース」で島巡りを楽しみ、乗船後は名物牡蠣カレーパンを堪能した。
宿泊先は、仙台駅近くの関西の私鉄系列が運営するビジネスホテル。室内外ともに綺麗で、エクストラベッドを置いても十分な部屋の広さがあり、寝泊まりするだけなら十分。常に6人での集団行動が強いられるため、食事先も前もって予約していた。つくづく、大変便利な時代になったと思う。指先一つで調べれば、食事処の雰囲気や価格帯はすぐさま分かる。口コミは当てにしないが参考にはなる。駅近くの少し高そうな居酒屋を選択し、個室で地の料理と地酒をお値段以上に満喫することが出来た。早朝起床、慣れない土地勘、乗り物での長時間移動のため、夕食を摂ってホテルに帰ればあとは寝るだけ。障害を抱えた三男の久しぶりの飛行機移動が危惧されたが、着陸時の揺れをむしろ楽しんでいたそうで、東北旅行初日は平穏無事に終えることが出来た。
コロナ禍もあって久しぶりの家族旅行、しかも今回は義理の両親も帯同。もう叶えることは出来ないが、「もし自分の両親が生きていたら、」ふと感慨を覚えた。とともに、年老いた義父母を見ながら「あと何度、こうして旅行が出来るのだろうか?」と懸念された。「そうだ、来年(2023年)はもう1回、旅行に行こう!」内心決意した。