内視鏡用炭酸ガス送気装置を導入しました。
2010.05.18
大腸内視鏡検査をもっと楽に!
痛い、しんどい、辛いともっぱらの評判の大腸内視鏡検査です。当院の患者さんアンケートによると、巷で流れているような「検査中の突き刺すような痛み」や「空気でお腹が張り裂けそう感じ」を訴える人は意外と少なく、「2リットル近い水を飲むのがしんどかった」というのが2番目に多い苦情で、最も多かった苦情は、検査後のお腹の張り感からくる痛みや不快感でした。「噂で聞いていたよりも検査自体は楽だったけれども、検査後お腹ぱんぱんで大変だったわ。」という声をたくさん聞きました。
この問題を解消すべく、昨年OLYMPUS社から炭酸ガス送気装置が発売されました。内視鏡検査をする際、通常は空気を送って胃や大腸を膨らませ観察します。空気は体に吸収されにくく、ガスとして外に出されるまでお腹の張り感はとれませんでした。一方、炭酸ガスは空気と比べて生体に吸収されやすく、吸収されれば呼吸とともに排出されるためお腹の張り感を軽減できるというメカニズムです。
FUJIFILM社製の内視鏡システムを導入している当クリニックは、早急に発売するよう再三同社に要望していましたが、この春にようやく発売されることになりました。同社によると、近畿圏内ではトップクラスの早い導入とのことです。導入して3週間経過した印象は、導入前は検査後30分近く休まれてから帰る人が多かったのですが、導入後は検査後すぐに帰られる方が多いようです。今後も患者さんの声を反映して、少しでも楽な大腸内視鏡検査が受けられるよう取り組んでいきたいと思います。