院長のコラム

あきらめたらそこで試合終了ですよ?

肥大化した五輪の目的や意義を今さら議論するつもりはない。今頃、東京五輪招致の是非を省みても「覆水盆に返らず」だ。いつしか、再び日本に五輪をという気運が起こり、2013年9月のIOC総会で東京に決定して以降、東京五輪はある意味国策になった。それは即ち、国威発揚の舞台でもある。失われた二十年に喘でいたこの国に起こった未曾有の震災。我が国を覆っていた陰鬱な雰囲気の中、東京五輪決定は一筋の光明になったことは確かだ。「もしコロナ禍が起こっていなければ?」、たらればの話をしても仕方がない。国民の団結と誇りは育まれ、きっと自信を再び取り戻したに違いない。日本流の体制づくりやおもてなしは、世界中から喝采を浴びたことだろう。

人生と同様、物事すべてが予定調和に進むことはまずない。とは言え、多少の困難はあっても想定範囲の対処法で何とかなるものだ。しかし、2020年、世界は一変した。COVID-19がパンデミックを引き起こすと誰が想像したことだろう。世界がこの感染症に右往左往し翻弄されるとは夢にも思わなかった。何もかもが想定外であった。年明けそうそう中国武漢で新型コロナウィルスによる感染症が話題となって、WHOがCOVID-19をパンデミックと認定したのはわずか?3ヶ月のことである。流石にその年7月の五輪開催は不可能で、すべてのことを勘案して1年の延期は妥当な判断だったと考えている。逆に言えば、「開催国として、この1年間に充分な体制を整えなさい。」との世界からのメッセージだったはずだ。なのに、すべてを先延ばしに来たのは一体誰なのだろうか。為政者だけではない、社会の風潮すべてがそうさせているように僕は感じている。

現時点で、権限のあるIOCは実施の立場を堅持している。内容はともかく、政府は安全な大会運営を一貫して主張している。北朝鮮以外、選手派遣中止を表明している国は今のところない。この国で今さら五輪中止を叫んでみても、運命の導きには逆らえない。今夏の五輪開催は予定調和通りなのだ。だからこそ、敢えてこの時期に問いかけたい言葉がある。「あきらめたらそこで試合終了ですよ、、、?」と。開催決定以来積み上げてきたもの、そしてこの一年間に経験し学んできたことを、疑心暗鬼にかられて全否定していいものだろうか。一時の感情に身を任せて、ちゃぶ台返ししてもいいのだろうか。我が国に与えられた因果に対して、何とか矢吹丈ばりのクロスカウンターパンチを食らわしてみたいものだ、僕はそう思う。

ところで、この国に蔓延しているオリンピック反対を声高に言う人達の正体を知りたくなった。「東京五輪 中止」で検索したところ、案の定、朝日(AERA含)と毎日新聞の記事が圧倒的に多い。両新聞ともJOCのオフィシャルパートナーである。朝日にいたっては、社説で五輪中止を呼びかけている。支援しながら反対とはこれ如何に、笑止千万である。英語で言えばダブルスタンダード、カッコよく聞こえるが日本語にすれば二枚舌である。その他、共産党系の弁護士が五輪中止キャンペーンを展開している。2020年東京オリンピック構想のビジョンの一つが、「1964年東京大会で生まれた国民の団結、誇り、自信を再び取り戻す」とある。なるほど、よく分かった。今回反対を叫んでいる勢力は、「国民を分断し、日本人の誇りと自信を喪失させる!」ことが目的なのだ。この二紙の五輪の取り扱い方が今から楽しみだ。

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