院長のコラム

いざ、スガラボ・ヴィー(前編)

三月二十日夕刻、ルイ・ヴィトンメゾン大阪御堂筋にタクシーで向かった。建築家青木淳氏が手がけたファサードは、表参道店がケヤキ並木に溶け込むように凛と佇むのと較べて、さすがは大阪、軒並みブランドが並んでいる通りでも一際目立つ存在は圧巻だった。友人との集合時間まで店内を散策した。開店間もないせいか、COVID-19による自粛モードはどこ吹く風、とにかく人が多く人の出入りが激しかった。何よりも、日頃お世話になっている店舗とは比較にならない膨大な商品量に目が眩みそうになった。不思議なもので商品量と購買意欲は反比例するようだ。気になっていた最新の商品が目の前に陳列されていたにも関わらず、全く買う気が起こらなかった。そうこうするうちに待ち合わせの時間になり、二家族計六名でカフェとレストランがある七階に向かった。しばしカフェで待機した後、カフェ奥のスペースに通された。秘密の扉の向こうには、賑わうレストランの光景が瞬時に目に飛び込んできた。

何度も言うが、僕は食通でもなければグルメでもない。料理の内容や接遇等の詳しい内容と値段は、グルメサイトに数多書かれている。今回のコラムはあくまで、「粗食家が一流フレンチに行ってみた」、「おのぼりさんのスガラボ・ヴィ体験記」であることを理解していただきたい。初心者目線で何を感じ思ったか、ただそれだけである。他人や他人の作るものに対して、評価・評論するような立場にないことだけは自身わきまえている。所詮、僕のビジネスはグーグルの口コミ2.8の評価しか受けていないのだから(とほほ)。

我々六人が通されたのは、三つあるテーブルの一番奥、スタッフがヴィトンルームと呼んでいたシェルフで区切られた半個室のようになっているスペースのラウンドテーブルだった。そこにはもちろんヴィトンのオブジェ・ノマドコレクションのブルーチェアが備え付けられ、壁にはジョエル・ロブション氏の抽象画が飾られていた。特別なテーブルに通され、いやがうえにもテンションが盛り上がった。フレンチと言えば、テーブルにカトラリーがズラッと並べられているものだが、今回は一組のカトラリーと箸が置かれているだけだった。フレンチと言えば、男性は上着着用が最低限のドレスコードと思っていたが、カウンター席があるためかルイヴィトンだからか、案外シャツやニット、ブルゾンの方もちらほら見かけた。ヴィトンのニットは二十万近くするし、ブルゾンに至っては五十万くらいするので、ドレスコードはブランド重視といったところか。ところで僕は、ヨウジのラメ入りロングジャケットにスカートの出で立ちである。自分なりにルイヴィトンに対して反抗心を示したつもりだが、案の定奇異の目で見られるだけだった。(つづく)

 

 

 

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