すべてが茶番だ!
もうあかん、こりゃあかん!
現ペテンです。
元首相が言った言葉そのままです。
すべてが茶番だ、評価するに値しない。民主党政権に対する自分の評価である。
ちょうど1年前のコラムで「首の菅(すげ)かえ」と題して民主党政権に対して異議を申し立てている。この間日本は何か変わっただろうか。ある人は「自民党政権よりましだから」、ある人は「自民党政権で溜まった膿を出してくれる」、ある人は「マニュフェストに期待できる」と言った。民主党に政権を奪取させようと日本中が熱狂していた時、本当にそうだろうか、右から極左までの寄り合い所帯、思想・哲学よりも先ずは反自民を優先させ集まった集合体に何ができるのだろう、と僕は疑心暗鬼になっていた。だから、当時の衆院選挙では、選挙区は非自民非民主に、比例区はみんなの党に投票した。
民主党が政権をとってから約2年が経とうとしている。僕は政治評論家ではないので一市井人としての感想を述べさせてもらう。先ず、外交はことごとく失敗している。日本の外交を四字熟語で例えるなら首鼠両端だろう。米国とは信頼関係を損ない、頼りにしていた中国からは領土を脅かされている。優柔不断ともいっていいだろう、とにかく首尾一貫していない。米国だけではなく、中国にも対等の対応をしてもらいたいものである。
経済的には羊頭狗肉と言っていいだろう、看板に偽りである。子供手当は半額だけ、高速道路の無料化もほぼ絶望的である。期待していた無駄の削減は、「事業仕分け」といった茶番をしただけで、当初の予定よりもはるかに削減出来なかったことは周知の事実である。「埋蔵金」は打ち出の小槌ではなかった。実効的な経済政策を打てず、むだを削減出来ず、花咲か爺さんよろしくお金をばらまくものだから空前絶後の国家予算になってしまった。
先日、元首相が現首相をペテン師と評した。政党自体がペテンなのに、痰壷のなかで目くそ鼻くそと争ってもどっちもどっち、と白けた方はきっと多かったに違いない。
佐々淳行氏の「彼らが日本を滅ぼす」を読んだ。もちろん彼らとは民主党のことである。政治家としての経歴や出所を知るとびっくりする。親中派・労働貴族ならまだかわいいもので、反日家、元全共闘、元セクトが日本の政治の中枢にいることである。菅内閣では見事に階級社会、長年の反日活動に対する論功行賞になっている。
また、なるほどと思ったのは、中国漁船問題しかり、今回の原発問題しかり、共産主義社会で見られる情報の隠蔽体質がこの政権では顕著である。
平成の無血革命を行った民主党は、小泉改革を否定した。しかし、革命の末にもたらされたものは自民党政権以上の閉塞感である。小泉政権の評価は後世に任せるとして、その時代を生きた人間としての感想を述べるなら「辛くても頑張ろう、このリーダーについて行こう」という雰囲気があったことは間違いない。高い支持率がそのことを証明している。同じペテン師なら騙し続けて欲しかった、夢を見続けさせて欲しかった。
こんなところで黄昏れていても仕方がない。マスコミはここぞとばかりに民主党政権をバッシングしているが、その成立に一番貢献したのはそのマスコミであり、選択したのは最終的に国民である。民意が民主党政権を選択したのだから、今さら批判してもまさに「天に唾する」、国民、マスコミ自身が馬鹿であることを間接的に証明しているだけである。
当たり前の話だが、「甘い話には裏がある」、見抜けなかった我々騙された方が悪かったと理解するしかない。そして、次回は騙されないようにしなければならない。
元ペテンです。