院長のコラム

そもそも売る気があるの?

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販売店への問い合わせの電話は診療の合間だった。電話を切ってから、診察・検査終了の都度、「NSXを購入するべきか、否か。」思案を巡らせた。介護事業所設立のため想定以上の支出を迫られ、金銭的余裕は全く無かった。地域医療に貢献するためとは言え、ここまで身銭を切ることになるとは予想していなかった。後悔先に立たず、悔やんでも悔やみきれなかった。でも、自分が健康で仕事を続けてさえ行けば何とかなる、自負はあった。開業十周年、医療法人化という節目の出来事に加えて、半世紀を生きた証に彩りを添えたい。僕の人生訓の一つに、「しない後悔よりもやる後悔」がある。今までも、先立つものがなくても何とか生きてこられた。意を決した。

午後の診療の合間に再度販売店に電話をかけ、契約したい旨を伝えた。今回も御縁があった。最初に電話対応してくれた方がNSX専任販売員の方だったのだ。NSXを扱うディーラーは限定され、しかも、メカニック、セールスも専任体制がとられている。一度も訪れたことのない店舗だったが、二度にわたる電話でこちらの熱意が伝わったのか、「それでは診療の終わる時間に契約をしに行きます。」とわざわざ和歌山市から車を走らせて来てくれた。八月二十二日の夕刻に仮契約をし、おそらく翌日には販売店からホンダ本社に情報が伝達されたようだ。いつものように、八月二十五日の発表前に仮契約を済ますことが出来た。しかし、ここから本契約を交わすまで、こんなにやきもきする日々が続くとは予想だにしなかった。

今回の件で、初動がいかに大切か身を持って知った。国内発表後、僕が契約した店舗には県内外から多数の問い合わせがあったそうだ。中には、県外からフェラーリで直接来店した方もいたと聞いた。販売店によって販売方法が異なるようで、人口の多い他府県では、一定期間に希望者を募って抽選にしたところもあったみたいだ。我が県の取り扱い二店舗とも、ホンダ車購入歴、職種、社会的地位は全く関係なく、所謂「早い者勝ち」優先だった。購入を前向きに考えていた人は何人かいたようだが、発表時に公表された価格と納期で躊躇した方が大半だった。僕は前もって情報を収集していたので、契約時には腹を決めることが出来ていた。契約して分かったことだが、NSXの販売においては、どうもホンダ本社は販売会社任せにしていたきらいがある。

二千万を超える高額な車を契約したにも関わらず、ホンダから連絡は一切なかった。販売店には、「何か報告があればいつでも連絡してください。」と伝えていたが一向になかった。販売店の名誉のためにも決してさぼっていた訳ではなく、本社から情報が全く降りてこなかったようだ。販売店から、九月に黒のNSXが大阪の梅田に展示されるとの情報を得て、しびれを切らせていた僕は見に行った。そこで、接遇していた本社から派遣されていると思われるスタッフに、「契約した者だけど、情報提供が何もないんだけど、何か情報を教えていただけませんか?」と問うたところ、ありがとうございましたの言葉の一つもなく、こちらの連絡先を聞くわけでもなく、「詳しいことは販売店に問い合わせてください。」の一点張りである。「販売店から何一つ連絡がないから、こうしてわざわざ出向いているのに」腸が煮えくり返る思いだったが、公衆の面前で言い争うわけにもいかずその場を後にした。契約した方のブログを見ていると、着手金、支払い方法は販売会社によってバラバラで統一されていなかった。情報開示も全くされず、車の出来以前にホンダというメーカーの販売スタンスに疑念、不信感を抱いた人は僕だけではなかったようだ。

 

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