院長のコラム

それでいいの?徳井!!!

2019.10.27

ノブレスオブリージュという言葉がある。財産、権力、社会的地位の保持には、社会的責任と義務が生ずることを意味する。プリンシプル同様、白洲次郎が大事にした精神である。彼が紳士と言われる所以はここにある。日本語で一言に言うなら、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」だろうか。僕自身、紳士でないことは自覚している。けれども、紳士であることを願っている。傲慢で不遜な態度をとっているなと感じる時には、この二つの言葉を自身の言動に照らし合わせ自分を戒めるよう努めている。なぜなら、財産や権力を持っていても品格の伴わない輩(やから)を何人も見てきたからだ。ある意味、ノブレスオブリージュを体現している団体、ライオンズやロータリークラブの会員に、「一体何人、本物の紳士・淑女がいるのだろう?」何度も疑問を感じたからだ。けだし、品格は性根なのだ。

開業して右肩上がりに所得が増えた。それに伴い支払う税金もどんどん増えた。現在は会社化したため給与も一定になったが、「どうにかならんもんかな?」と真面目に考えた時期があった。自分自身は全く変わらないのに、周りの環境を少し変えただけで収入に比例して責任と義務が増え、かつ税金までアップした。考えるまでもない至極当然のことだが、僕は、腑に落ちないことは許せない質(たち)である。自分に言い聞かせる理由を求めた。至った結論はシンプル、「金は天下の回りもの」であった。それには二つの意味がある。一つは、所得再分配である。たまたま僕に集まったお金を税金として支払うことにより、日本の医療や年金、福祉や介護に間接的に貢献できる。もう一つは、消費は美徳である。自分の趣味嗜好品を購入することにより消費税という税金を支払い、かつ関連する人々更に関連する人々に還元できるのだ。お金は回すものなのだ。

久しぶりに、不快かつ憤りを感じるニュースに接した。漫才コンビ・チュートリアルの徳井(敢えて呼び捨てにさせてもらう)が、申告漏れと所得隠しをした件である。芸能人のゴシップ、最近問題になっている不倫や反社会勢力との付き合い、SNS炎上商法に対して、僕は比較的寛容である。というのも、道義的、倫理的には問題があったとしても、冷静に考えれば法律を犯しているわけではない。僕は聖人君子ではない。ましてや、他人を咎められるような立場にもない。明日は我が身、いつ何時自分にふりかかるかもしれない、反面教師にさせてもらっている。けれども、税金を収めない、所得を隠すというのは、法律及び国民たる義務違反である。もっと言えば、犯罪であると僕は感じている。この文脈から言えば、徳井はその立場にありながら社会貢献を一切拒否してきたのだ。持論に鑑みれば、彼は性根が卑しく品格がないのだ。追徴課税や重加算税が課されたとは言え、ルーズやだらしなさで納税を先延ばすことができるなら、日々を生きている中小企業経営者は納税することが馬鹿らしくなる。彼を見ていて、「千と千尋と神隠し」のカオナシ、欲望を溜めに溜め込んだカオナシの姿を思い出した。「二度とテレビ画面の前には現れないでほしい。」と僕は願った。

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