院長のコラム

びっくり仰天

2014.05.10

ファミマが来る!
CGではありません。
クリニックは、こんなところにあります。
とてもシュールな光景です。

 

開院当初「なぜ、この地にクリニックを建てたのですか?」とよく聞かれた。その真意は「よくもまあ、こんな辺ぴなところに建てましたね。大丈夫ですか、やって行けますか?」であった。幹線道路から少し離れた高台の広い敷地内に当クリニックはある。周りは梅畑、資材置場、大型車の駐車場で人家はない。投資でいうところの逆張りを狙ったわけではなく、確信があった訳でもない。やって行けるも何も、やる他なかった、やらなければならなかった。

この地は、亡き父の相続時に譲り受けた。詳細を話すと相当生臭くなるのでこの場では語れないが、相続対策の一貫で亡くなる前に購入した物件である。したがって、父は病床にあり、物件を見たこともなければその存在さえ知らないままこの世を去った。仲介業者は、「この地はこれから発展していく地域なので転売することも可能ですよ。」と得意気に語っていたのを強烈に覚えている。というのも、その土地を譲り受けた僕はその言葉を信じたからである。しかし、購入したいという話は全くなく、賃借の案件さえいつまで経っても舞い込んで来なかった。5年経過してようやく「だまされた!」と感じた。

不惑を迎える前に開業を決意した。医療経営コンサルタントの話を聞けば聞くほど、譲り受けた土地での開業は不利であることを実感せざるを得なかった。この土地を担保に住宅街に土地を購入しての開業も考えてみたが、何せ手持ちの資金がない。思案に思案を重ねた上、人里離れただだっ広い元資材置き場にクリニックを開設することを決意した。
七年経過した現在、この地に開業して良かったと心底思っている。周りに人家がないため交通手段が限られる。「ちょっと風邪ひいてん。」「いつもと違って気分が悪いんで診てよ。」と訴えて来院される方はほとんどいない。徐々にだが内視鏡専門クリニックと認知されるようになった現在、内視鏡検査に集中できる環境にある。しかも有難いことに、新宮や勝浦、和歌山県側の奈良や三重などの遠方から来られる患者さんも少なくない。旧田辺市外にあるクリニックだが、遠方から来られる患者さんにとっては交通の要所にあり便利なようである。

この5月から、クリニック敷地内にサービス付き高齢者向け住宅の建設が始まる。少子高齢化が急速に進展しているこの国において、医療と介護は切っても切れない喫緊の課題である。しかし、介護事業は異業種からの参入も多く、玉石混淆の状態である。しかも、制度改革に振り回され、人材育成も決して進んでいるとは言えない状況にある。そんな多様化している介護ビジネスにおいて、自分なりの医療と介護の在り方を実践してみたいと強く思った。9年前にクリニックを設立した時のように、今までになかったものを提案したい気分に駆られた。そしてそれは、御縁があって父が遺してくれた広い敷地の有効利用にもなり、ひいては親孝行になると考えている。

このコラムは、しち難しい話で終わることはない。最近、クリニック近くの空き地に平屋の建物が建ち整地されている。何なのかなと見ていたら、何とファミマができるというではないか。コンビニは、出店するにあたって相当リサーチすると聞く。住宅が多いとは決して言えない地域なので、車の流れがあると判断されたのだろうか。
サ高住にファミマ、クリニックの周辺が慌ただしくなってきている。ちなみに、自宅すぐにもファミマがあり、まさに「わたしとコンビのファミリーマート」になりつつある。

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