院長のコラム

カバンあれこれ

 僕の外出時の三種の神器、それは携帯電話に財布、そして老眼鏡である。近頃の携帯電話、もっと言えばスマートフォンは大きくなる一方である。しかも、目の調節力が低下すればするほど大きなスマホを求めざるを得ない。少し前までは、この三種の必須道具を手に持って外出していた。ところがだ、「眼鏡がなくなった!!」、「財布どこに行った?」、「昨日、最後にどこで電話していた?」、そんな会話が近頃めっきり増えてしまった。酒に弱くなったのか、はたまた認知機能が低下し始めたのか。ということで、外出する際には必ずバッグを持つようになった。流石に、バッグまで忘れたらもう御愁傷様である。身につける時計やアクセサリー同様、外出する際のカバンのコーディネートが欠かせなくなった。

 LOEWE(ロエベ)と言えば、皮革製品で有名なスペインのブランドである。少し前までは通好みの、悪く言えば老舗然としたブランドだったが、JWアンダーソンがクリエイティブ・ディレクターに就任してからは最も注目されるブランドの一つになった。そのロエベから本年そうそう、スタジオジブリの「となりのトトロ」とコラボしたコレクションが発表された。「キターッ!」、内心快哉を叫んだ。何を購入しようか悩んでいた矢先、今度はGUCCI(グッチ)とドラえもんがコラボするニュースが飛び込んできた。となりのトトロとドラえもん、どっちがどうという訳でないが、「見る人からすれば、アニメの描かれたバッグを持つ痛い人に映るんだろうなぁ。」と思った瞬間、物欲は雲散霧消と化した。

ポーターと言えば、医学生時代、尖った者が持つ憧れのカバンブランドだった。当時、黒のビニールポーチを購入して喜んだことを今も憶えている。けれどもそれ以降、吉田カバンもしくはポーターとは縁遠くなった。学会出席や出張等でかばんを必要としたが、なぜか選択肢に入らなかった。今年、吉田カバンは創業八十五周年の節目の年を迎える。これを記念して、ヨウジヤマモトとコラボレーションアイテムを発売することが三月上旬に発表された。特徴的なファスナー使いに長さの異なるチェーンを付属させたバッグは、両ブランドの特徴が見事に融合されたものだった。このコラボアイテムに関しては、普段使いというよりも都市部へ買い物に出かける際のショルダーバッグとして用いるのがベスト、と感じた。したがって、一番大きなヘルメットバッグを購入することにした。

LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)と言えば、知らない人はいない超有名ブランドである。僕はかつて、アンチ・ルイヴィトンだった。それがひょんなことから、折に購入するようになった。買うようになってから、物づくりに対する姿勢が真摯なこと、流行と伝統を見事なまでに調和させていること、ブランドイメージの構築に長けていることを理解した。そのルイ・ヴィトンから、銀座並木通り店のリニューアルオープンを記念して、コムデギャルソンの川久保玲さんがデザインしたバッグ、「バッグウィズホールズ」(穴あきバッグ)を発売することがアナウンスされた。僕がまだアンチだった七年前に発売されたバッグの復刻版である。ルイヴィトンに興味を持ち出してからずっと探していたが、倍以上のプレミア価格で売られていて断念していた。今回は転売屋が殺到して激しい争奪戦になると思いきや、購入はライン登録による抽選だった。試しに一票を投じたが、見事に散ってしまった。

五十半ばになっても物欲が衰えない俺の話でした。多大な借金に較べれば、素敵なバッグを背負うくらいナンテことないです。

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