院長のコラム

カラオケ新ルール

第10回長嶋雄一クリニックカラオケ大会(2)

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今回は10回目の記念大会であった。いつものメンバーに、あの人もこの人もと何も考えずに連絡したら、今まで最高の34名の参加者になった。参加人数にもびっくりしたが、それよりもカラオケ大会の運営をどうしようか頭を抱え込んでしまった。
というのも、会が経るたびに参加人数が増えてきて、終了時間がどんどん遅くなる傾向にあった。僕の宴会のモットーは2つである。2時間程度でいかに濃密なものにするか、もう一つは「えっ、これで終わりなの。」という余韻をもたらすことにある。これは、自分が色々な会に参加してきて導きだした結論である。時間が長くなるほど、間延びするからダラダラと飲食をする、時間が長くなればなるほど、話すことが同じことの繰り返しに愚痴や説教も加わってくる。憂さ晴らしをするはずの酒席が、逆にストレスを溜める会になっていることが多い。カラオケ大会が10回も続き、参加人数が徐々に増えてきているのは、また来たいと思わせる潔さがあるからだと思っている。

大会主催者としては、大会運営をいかに効率よく皆が満足するものにするか、いつも苦心している。今回のように34人がフルで1曲歌えば、午前様は確実である。かといって、選抜して20人だけ歌えばいつもの高揚感が削がれる。迷った挙げ句、一人の持ち時間を2分に制限してはどうだろうか、と思いついてみたものの、たった2分で点数がしっかり反映されるか不安だった。
実は、大会前に何人かと連れ添って、カラオケ大会場に予行に行った。一つは自分が選択した曲の練習目的、もう一つは2分で点数がしっかり反映されるかどうかの確認である。
僕には、その時点でテーマに沿って選んだ曲が2曲あったので、歌ってみて点数のいい方を選択することにした。次に、大会で歌う曲を2分で終了する場合とフルで歌う場合に差異があるかどうか検討してみた。カラオケ機器の進歩には驚いた、何と全く同じ点数だったのである。1人の持ち時間を2分にして、全員歌うことを大会前々日に決定した。

大会当日のことは、あまり覚えていない。一次会途中から、記憶が点々と残っているだけで、線として繋がらない。特に二次会のカラオケ大会は、皆が言うには、いつも以上にしっかりした司会者ぶりを発揮していたそうなのだが、記憶がすっかり飛んでいる。参加者のブログの写真を見ても、「へえ、そうだったんだ」と妙に感心するばかりである。
一次会ではいつも、一通り料理が出てきたところで、初参加の人には自己紹介を、二度目以降の方には近況報告をしてもらっている。その際、挨拶を終えた人は、自分のコップに残っている飲料を一気に飲んで、挨拶を締めるのが習慣化していた。それはビールであったり、ウーロン茶であったり、焼酎の水割りであったり、時には中ジョッキになみなみと入ったビールであったり、あくまでもその人に強要しない、その方の飲水可能範囲で、皆飲んで挨拶を締めていた。
時計回りに挨拶を始めて、ちょうど中頃に僕の順番が廻ってきた。最初に挨拶しているので適当にグタグタ話をして、さて締めようと思ったら飲み物がない。「さて、どうしよう」と周囲を見たら、封を開けていない酒合瓶があるではないか。しゃべりすぎて喉がカラカラだったせいもあるのか、あっと言う間に真っ新の酒合瓶から日本酒が消え失せた。

「一炊の夢」という言葉がある。カラオケ大会があったのか、はたまた、本当はなかったのか。自分は楽しかったのか、苦痛だったのか。自分はまともだったのか、狂っていたのか。僕は生きていたのか、死んでいたのか。◯◯さんは本当にこの世からいなくなったのか、それとも自分が感じているこの世界があの世なのか。自分の存在があやふやでよく分からなかった、不思議な夜だった。

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