クロップドパンツ
掟破り
靴下は、基本的にMUJIのものを使用。
スニーカーソックスも絶品です。
ヨウジ教に入信したら、迷いは吹っ切れた。お布施を払い、最新のヨウジコレクションの中から自分の気に入った品物を選択するだけでいい。ただし、その哲学的で詩的な衣服は、他のブランドを相容れない強さを持っているため、今まで揃えたブランドを泣く泣く他人に譲るか、処分しなければならなかった。 購入し始めた当時は自分の中に暗黙の了解があり、上下はオールブラック、インナーは黒のカットソーか白いシャツと決めていた。買い始めた頃は、さすがに終日ヨウジという訳にいかず、自宅では手持ちのトレーナーにイタリアンジーンズであった。お出かけ着と自宅着の落差が、本当の自分と偽りの自分のような気がして、くつろぐはずの自宅で過ごす部屋着が嫌だった。とはいえ、当時のヨウジには、デニムパンツはあってもジーンズと呼ばれるものがなかった。ヨウジオムが考える「男の哲学」に、カジュアルなジーンズは御法度、なのだと自分なりに理解していた。 けれども、その後、ジーンズがメインアイテムとなるコレクションが続いた。「それはないでしょ、今まで何(なん)やってん(関西弁)。」と思いつつも、共産主義社会に民主化の波が訪れたかのように自分の中の掟が開放され、ヨウジのボリューム感ある上着に最適なバランスのジーンズを何本も購入した。その後も、アディダスとのコラボスニーカー、シルバーアクセサリー、ファム(女性)の要素の導入と、このブランドの信念と思われていた事象が次々にうち破られて行った。 自分の中の掟も打ち破られて行く中で、これだけは絶対に守らねば、という掟が二つあった。一つはスニーカーソックス、もう一つはすね毛の見えるパンツである。 が、しかし、大飯原発の再稼働が政府決定したとはいえ、節電に取り組まなければならないことに変わりない。身近に出来る大きな節電と言えば、極力エアコンを使わないことであろう。先ずは、以前から息子達の格好で気になっていたスニーカーソックスを試してみた。いやー、物は試しと言う言葉があるように、足首に空気が触れるこの感覚の何て素晴らしいことか。ここまで来れば、ついでにクロップドパンツも試してみた。俺は感動した!!!としか言いようがなかった。こんな快適な衣類を、なぜ長い間拒んで来たのだろうか、直ぐさま2本目を購入した。 |
ネットから拝借。 ワコマリアのクロップドパンツ。 ポリエステルと綿の混紡素材が生み出す絶妙な風合いが最高です。 |