コロナに負けるもんか
COVID-19が世界中で猛威を振るっている。四月六日現在、感染者は191の国と地域で計120万人以上、死者数も70000人弱のようだ。感染症者及び死者数の増加による社会的不安はもちろんのこと、経済的影響も甚大である。一時は3万ドルを目指していたNYダウ平均株価は1.8万まで下落した。これは2008年に起こったリーマンショック以来の下げ幅で、今回のコロナショックはリーマン級もしくは1929年の世界恐慌なみとも言われている。我が国でも、東京など七都府県に四月七日から五月六日までの緊急事態宣言が発令された。
当地でもCOVID-19の報告例が散見されるようになった。感染症の恐怖が身近なところまで押し寄せてきていることを実感する。少し前、会食があり飲食街に足を運んだ。出ている人はほとんどなく、街は閑散としていて開店休業状態であった。現在では多くの店が閉めているそうだ。隣の観光で知られる白浜町は、おそらく壊滅的な被害を受けているに違いない。COVID-19がまだどこ吹く風だった先月半ば、白浜で観光関連会社を営んでいる社長を慰労し励ます会を内輪で開催した。彼の口から発せられる生臭い話に「そんなに悪いんか、、、」一同驚愕した。あれから約一ヶ月、観光の目玉であるアドベンチャーワールドは休園し、とれとれ市場も休業している。状況は更に悪化している。という我がクリニックも、三月とは打って変わって四月になり検査件数が減りキャンセルも目立つようになった。
三月末に終了したNHK朝ドラ「スカーレット」、「半分青い」から朝ドラデビューした僕にとって一番印象に残ったドラマになった(現時点では)。従来の主人公の成長と成功を描くドラマと大きく異なり、クライマックスに乏しい作品だった。けれども、淡々とした展開、ありふれたシーンの中で、日々生きていくことの大切さを教えてくれる言葉や場面がふんだんに散りばめられていた。なかでも印象に残ったのは、大学受験に合格し京都に旅立つ一人息子に主人公喜美子がかけた言葉である。「楽しむんやで、何でも楽しみなさい。つまらんなぁ思うたら、つまらんなぁいうことを。しんどいことがあったら、しんどいなぁ言うて、しんどいことを楽しみなさい。」このセリフは、けだし名言である。自粛モードに沈んでいる我が国に、示唆を与えてくれる言葉である。
当院は内視鏡検査が主体で、基本的に予約診療制である。三月末から検査と予約診療が終われば休診としている。職員の健康と安全を考慮するとともに、働き方改革の一貫と考えている。自分自身も、これを機に体力強化に努めることにした。多い時でも週に三度だったスイミングが、何もすることがないということもあり何と先週は五回も通った。元来がスイマーではなく、「しんどいかなぁ?」懸念したが案外泳げるものである。先週は結局、計七時間近く運動したことになる。運動をすれば疲れるし食欲もわいてくる。疲れているところに食を満たせば、当然眠くなる。「よく遊び、よく食べ、よく眠る」、普段出来ない健康管理を実践している。そして、ピンチは最大のチャンスである。永遠に冬が続かないように株価も下落し続けるわけではない。一旦リセットされた株式相場は、ある意味、絶好の投資機会でもある。少しだけ、投資のことも勉強している今日此頃である。コロナになんか負けるもんか。