院長のコラム

「サヨナライツカ」を観終えて。

この余韻を留めておきたくて 

10-2-16-1

思い入れの強い原作、好きな女優の出演、この映画の善し悪しを客観的に語ることは絶対にできません。この映画が自分の気分にぴたっとはまった理由、もしくはキーワードを3つ上げるなら、「人生の選択」「見終えた後の余韻」そして「中山美穂」です。

「人生の選択」
「人生の選択」、この映画の主題の一つだと考えています。人生の岐路における選択、それが本当に良かったのか、本当に正しかったのか、はたして幸福をもたらしてくれたのか、自分の胸にぐさっと突き刺さってきました。いつも、最良、最高の選択を勝ち取れるよう考えているつもりですが、考えた末の選択が決してうまく行かない時もあれば、何も考えずに直感だけで選択をして最高の結果が得られることがあります。この年になれば、最近はむしろ直感で選択するほうが満足できる結果が得られているような気がします。
この映画で言うと、「愛されること」ばかりを求めていた沓子(中山さんの役)が、「愛すること」の意味、大切さを知ったこと、欲望むき出しの感情を永遠の愛に昇華させようと決意したその選択に、ただただ切なくなりました。

「見終えた後の余韻」
この映画はハッピーエンドで終わりません。3者3様の立場で考えさせられました。永遠の愛を決意したけれども決して報われなかった女、いつもこんな人生で良かったのだろうかと迷える男、夫の心の中には別の人がいると分かっていても妻という地位を守り続けた女。その映画で話を完結させるのではなく、最終的にはそれぞれの観客に結末をゆだねる最後が、今でもこうして余韻として残っているのでしょう。

「中山美穂」
中山さんの何が良かったというと、場面場面の表情、特に瞳に惹き付けられました。瞳を見るだけでしゃべらなくても、今どんな場面かが分かりました。男を誘惑する自信満々の瞳、男を見定める鋭い瞳、デートしている時の楽しい瞳、すれ違いになった時の切ない瞳、光子に冷たい言葉を投げつけられた時の悲しい瞳、挙げればきりがない程千変万化の表情を見せてくれました。正直、マイアイドルが濡れ場を演じるシーンを見た時はショックでしたが、映画全体の流れからすると至極当然で、あの場面がなければその後の展開は陳腐なものになっていたでしょう。観終えた後、沓子役は誰が適役だっただろうか、と思いめぐらせましたが、やはり中山美穂しかありえないと思いました。

以上、非常に主観的な私見を止めどもなく述べてきましたが、この作品を観た感想を、今この時期のこの気分で残して置きたいという欲望にかられ思いつくままに書いてみました。
10-2-16-2

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