サヨナライツカにサヨナラ
人と人とのつながりについて
当地での上映もいよいよ終了しました。1回目はたった1人で大阪で、2回目以降は当地で観ました。2回目は夫婦で、3回目は世代・職業を超えた男4人衆で、4回目は当院スタッフおよび知り合いを含めた総勢14人で、自身計4回鑑賞しました。語り尽くしてきたので、敢えてもう映画の評価や感想は述べません。確かに言えることは、自分にとって大切な映画であり、人と人のつながりの心地よさを教えてくれた映画であったことには間違いありません。
1回目は自問自答でした、鑑賞後のこの微妙な感覚、余韻、割り切れなさを。2回目以降は観賞後、2回目は夫婦で晩酌しながら、3回目は男4人が居酒屋で、4回目は2組の夫婦と1組のカップルの計6人が居酒屋で、映画を酒の肴に楽しく充実した一時を過ごせました。年齢・性別はもちろん、育って来た環境や職業を超えて集った人間が、一つの映画について胸襟を開いて談笑しながらも、自分の意見や価値観を主張し共有し合えることの心地よさ、ゆるやかにしかし確実に繋がることの安心感。このような場をたくさん持っている人間が心豊かになること、を改めてこの映画から学びました。
職業柄、ライオンズクラブやロータリークラブ等の社会奉仕・貢献を目的とする団体や、企業経営者の交流を目的とした団体から声をかけられることがあります。実は、その両者ともに入会したことがあります。率直にいって、両者とも居心地が悪く早々に退会しました。どの団体も理念・目的は素晴らしい!、ただし掲げているものだけの絵空ごとに過ぎません。中に入ってみると理念・目的はそっちのけで、人間関係・利害関係にうんざりしました。社会に出ればそんなのは当たり前で、我慢出来ないあなたが大人げない、と言われるかも知れません。なぜ、お金を払ってまでいやな思いをしなければならないのでしょう。社会的立場をわきまえてもっと社会に貢献しなさい、と言われるかもしれません。おかげ様で、医師という仕事自体が社会に貢献しています。自分のクリニックはもちろん、基幹病院の内視鏡検査を手伝いに行き地域医療にも貢献しています。個人的にも、少子化が叫ばれる昨今、4人の子供を授かりました。支持してくれる患者さんのおかげで、年々支払う税金が増えています。今はこの程度の社会貢献で許して下さい、と声を大にして言いたい。これらの団体について色々思うところはあります。けれども、実在している団体で、もうすでに退会している立場なので「経つ鳥後を濁さず」にしておきましょう。一つ言える事は、宴席に臨んでも心から楽しんでいない偽りの自分、その場に合わせているだけの自分、楽しんで見せているだけの自分・・・。
「サヨナライツカ」を契機に集まった仲間達、中学高校の友人達、尊敬する兄貴に慕ってくれる弟分。今は、ゆるやかにしかし確実に繋がることが出来る仲間達との交流を大切にしていきたい、そう強く思っています。
そして、「サヨナライツカ」にサヨナラ、マタアウヒマデ。