院長のコラム

久しぶりの渋谷

東京の変貌ぶりを実感  
ネットの画像から拝借。
これより、もっと人が多かった印象です。

7月24日、診療を終え自宅で寛ぐ間もなく、前日から用意していた鞄を抱えて南紀白浜空港に向かった。翌日の研究会出席や私用、翌々日は早朝便で帰って来なければならないことを考慮して、上京当日にグランドYへ行くことにした。午後七時半過ぎに羽田に到着するので、場合によって渋谷到着は閉店間際になるかもしれないことを説明して、羽田に到着したら電話を入れる約束をしておいた。時間に余裕がないということは、心にもゆとりがない証拠である。白浜空港に着いて携帯電話を忘れたことに気づいた。スマホがない東京二泊三日の生活がいかに不便か、身を持って知ることになった。

週末の夜のせいか、羽田から都心への道路は混んでいた。渋滞表示を見ながらタクシーの運転手さんは新しく出来た高速を選択してくれたが、それでも通常より二十分以上時間を要した。しかも、高速から降りた一般道も渋滞していて、渋谷パルコに着いたのは八時半になってしまった。複合ブランド展開店舗は、想像していたよりもコンパクトだった。久しぶりに会ったスタッフと旧交を温める間もなく、閉店時間までの数十分、商品を見て回った。肝心の作家は接客応対で忙しそうにしていた。世界の山本耀司が認めた作家である。一度会ったくらいで「覚えてますか」などと恐れ多くて声もかけられず、むしろ彼を避けるように商品を見ていた。すると、接客が一段落した作家自ら近寄ってきて「お久しぶりです。神戸でお会いしましたよね、確かお医者さんでしたよね。」と声をかけてくれた。上京早々店舗に寄ってくれたことへの謝辞を述べてくれるとともに、耀司さんとのこと、昨年のパリコレのこと、作品に対する情熱を熱く語ってくれた。閉店間際だったので早々に店を後にした。
渋谷パルコから渋谷駅までの道順をショップスタッフに聞いて駅に向かったが、右往左往しながらどうにかこうにか駅に辿りつけた。空腹と暑さのため、駅周辺の光景など見る余裕もなく一目散に駅に駆け込んだ。

翌日、研究会終了後私用を終えいくらか時間が空いた。一人旅の手持ち無沙汰な夕刻、再び渋谷パルコに足を運ぶことにした。久しぶりのJR渋谷駅ハチ公口の変貌ぶりには驚いた。以前、ヨウジヤマモトは渋谷西武の店舗で購入していた。担当スタッフの移動とともに青山本店で購入するようになったので、ハチ公口に降り立ったのは十数年ぶりになるだろうか。テレビでよく見る渋谷スクランブル交差点の風景だが、見るのと現場に居るのとでは随分異なる。テレビで見る三倍以上の人でごった返していた。人が多いためか熱気にも満ち溢れていた。その人々も多国籍にわたっていて、ここは本当に日本?と感じるくらい外国人が多かった。色艶やかなショップの灯りに、きらびやかなネオンと大型のテレビジョンが煌々と輝く夕刻のハチ公口は、さながら映画「ブレードランナー」の世界だった。

2020年にはオリンピックが開催される東京。今後ますます開発が進む都市、東京の持つエネルギー、バイタリティ、ダイナミズムを渋谷の街に佇んで感じた。かたや僕が住む地方では、産業の衰退、人口減少、高齢化が叫ばれて久しい。明日、華々しく光り輝く都市から僕が生活するそこに帰らなければならない。僕にとっての東京、それは、泡沫(うたかた)の街かもしれない。

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