院長のコラム

二匹目の泥鰌(どじょう)

この夏、気になっているもの

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この夏二匹の、二匹目の泥鰌を楽しみに待っている。

先ず1匹目は、セイコーのガランテから発売される「ブラックジャック」限定モデルである。昨年のコラムで、限定「鉄腕アトム」が出ることを報告した。その際、「仕事柄ブラックジャックなら絶対買いなんだけどね。次は、ブラックジャックだったりして・・・、」と半ば冗談混じりに知り合いの時計店スタッフに話したのを覚えている。よもや実現化されるとは思っていなかったし、まさかあのセイコーが3匹目の泥鰌を出して来ないだろうか不安になった。限定ジブリとか、限定007、限定ガンダム等々。鉄腕アトムが発売されると聞いた当初、ジェラルドジェンタとディズニーキャラクターのコラボ同様、日本の優れた工業製品と日本のポップカルチャーの融合に心ときめくとともに、何となく日本人で良かったと感じた。
セイコーのホームページを見る限り、少なくとも手塚プロとのコラボは今回限りのようである。アトムが陽をブラックジャックが陰を表現し、時計で具現化しているそうである。今回の出来事を二匹目の泥鰌と捉えるのか、バロムワンやビューティーペアしかり二人で一つと理解するのか、引き続きガランテのブランドとしての動向に注視して行きたい。

二匹目は、ヨウジ・ヤマモトの2011-12秋冬コレクションである。今シーズンは、自身のアーカイブを振り返る、がテーマのようである。ビッグシルエットやレイヤードスタイルに現代風の新規性は付加されているが、確かに一度見たことのあるモチーフが随所に散りばめられている。同じようなものを持っていることは重々承知していて理性では分かっているのだが、ヨウジヴィクティムであるヨウザーの性というのか、悲哀というのか、奉仕の精神というのか、至福の喜びといっていいのか、複雑な気持ちでひたすら、二匹目の泥鰌と分かっていて待っている。
この真夏の暑い最中にこの秋冬に着る衣類のことを考え、時には汗をかきながら厚手のウールに袖を通し、他人から見たら差異が全く分からないものに大枚を叩く。この行為をマゾヒズムと言わずして何をマゾというのであろう。もう止めようと分かっていてついつい手を出すのは、中毒患者そのものである。たかが服に報われることがあるのだろうか、愛されていないのを分かっていてヒモ男に貢ぐ愚かな女性のようなものである。

以上のように、自分では冷静に判断できているつもりである。しかし、こればかりは仕方がない、もうどうにもとまらない。ヨウジヤマモトと同等の着てみたいと思わせる既製服がなく、もし誰かが僕に超一流のテーラーでお金に糸目をかけずスーツを仕立ててあげる、と言われても丁寧にお断りすることだろう。仕立てのいい服よりも、烏(からす)や裸婦がプリントされた一見子供じみた服が、僕にとって萌える服なのである。

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