院長のコラム

俺の話を聞け!八万字だけでもいい(長嶋、本を出すってよ!(最終編))


昨年十二月三日火曜夜、翌日のルイ・ヴィトン&村上隆の先行予約会のため急遽上京することになった。時を同じく、出版プロジェクトの打ち合わせに再度オンラインミーティングが予定されていた。上京する旨編集担当者に伝えたら、とんとん拍子に対面での面会が決定。翌四日午前、ミヤシタパーク内のルイヴィトン渋谷メンズ店で内覧会。朝からシャンパンで気分上々、価格に気分散々、小ぶりなボストンバッグを先行予約することで担当者に許しを請うた。幻冬舎は、渋谷から東京メトロ副都心線で北参道駅降車、徒歩四、五分のところ。夫婦ともども、いざ幻冬舎へ!

幻冬舎は一号館と二号館があり、我々は二号館で打ち合わせ。会議室に通され、担当者と上司、我々夫婦の四人で互いに面接のような面談。相手方にとれば、「飛んで火に入る夏の虫」「カモネギ」「カネヅル」ながら、それなりの本を出版しなければ会社の沽券に関わる。どんな人物かを見極めねばならない。こちらは、「騙されないだろうか?」、「外車ディーラーのようにオプションにつぐオプションで総支払は倍に」なんてならないだろうか危惧していた。今後の行方を決定する時には、オンラインミーティングよりもやはり対面がいい。口調、表情、会話のキャッチボールと会話の間、出版社の期待と本気度を勝手ながら感じた。話し合いの結果、医療経営のHow to本よりも幅広い読者層をターゲットに医師・長嶋雄一の人間物語の方向性で進めていくことで一致した。

今後のスケジュールも大雑把に決定。開業を決意してから二十年の2026年、出版日は同年クリニック開院記念日の二月十九日に刊行予定。諸費用は、契約時・中間・完成時の三回分割支払い。本のページ数は200ページ、文字にして八万字を予定。六月末までに文章を一旦書き上げ、章立てや手直し、装丁など半年かけて行う予定。この通り順調に行ったとして、「数百万円かけて自叙伝を制作して、名刺代わりに無料で本を進呈して誰が本を読んでくれるだろう」いぶかしく感じていた。この疑念に「クラウンドファンディングでお金を集めて本を返礼品にすればどうですか」とアドバイスをしてくれる方が。応援という名の下に自腹を切れば少しは目を通してくれるだろう。こちらも、負担金が少しでも軽減できて精神衛生上も良い。その旨を出版社に相談したら、快諾いただき極力サポートしてくれるとのこと。現在、悪戦苦闘しながら文章を書いている。それはまた次回にでも。
「このコラムを読んでくれている方で、もし支援いただけるならその節は一口二千円で僕の話を聞いて下さい。何卒よろしくお願いします」

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