院長のコラム

初の日本武道館は清水ミチコ(ありえ編)

例年の元旦午後は、昼間から酔い潰れてソファに横になり列島各地の様子をTVで眺めているだけ。今年は見る番組もなく、wowwowでキアヌ・リーブス主演の映画を流していた。途中、能登半島で地震の発生とテロップが流れた。wowwowなので急遽報道番組に切り替わることもなく、ぼーっと画面を眺めていた。そうこうするうちに携帯電話の着信音が頻回に鳴った。妻が確認したら、能登半島で大規模な地震があったとのこと。直ぐ様テレビをNHKに変えると、「津波が来ます、直ちに逃げてください!」とアナウンサーが絶叫している。この時点でようやく事態の重大さを知った。翌二日も衝撃的な事故が。夕刻NHKニュースを見ていたら突然、「羽田空港で火災が発生しています。」のライブ映像に切り替わった。「正月からテロ?」と思いきや、刻々と映像が変わっていく中、飛行機事故であることが判明。停止している飛行機から凄まじい勢いで火が広がっていく光景が映し出されている。「乗客、乗務員は大丈夫なのだろうか?」案じていたところに、「全員無事」のテロップに安堵した。

今年は台湾総統選を皮切りに、各国で選挙が実施される選挙イヤー。我が国でも9月に自民党総裁選、11月には米国大統領選挙がある。混迷が予想される国内外情勢の中、正月早々能登の大地震と羽田空港飛行機事故が起こった。「2024年は一体何が起こるのだろう?」誰もが危惧しているに違いない。我々の家族も、年明けそうそう喫緊の課題に直面することに。「果たして、大災害、大事故の渦中、清水ミチコのコンサートに行って良いものだろうか?」悩んだ。チケット、ホテルは予約済み。不幸中の幸いか、飛行機は4席予約出来ずJRを取っていた。コンサートの順延もしくは中止になれば話は簡単なのだが、前日までにそのような案内はなかった。1月3日、後ろめたい気持ちを抱えて上京することに。

都内の土地勘はほぼなく、日本武道館がどこにあるのか知らない。東京駅からタクシーで10分もかからないことをネット検索で知って、往復の利便性を考え東京駅近辺のホテルを予約し、当日、夫婦と長男と三男の4名で出発した。飛行機事故の影響もあってか新大阪駅は大混雑状態。新幹線も予約した時点で通常の指定席は満席で、当日のグリーン席も満席。Uターンラッシュと思いきや3割程度が外国人なので、ここでも日本へのインバウンドの現実を目の当たりにすることに。午後三時前にホテルにチェックインし、すぐさまタクシーで聖地日本武道館へ。「おおっ!」、武道館は法隆寺夢殿をモデルにしたそうで、映像で見るのと同様、いやそれ以上に威厳ある佇まいはやっぱり武道館だった。大阪城ホールでもなくワールド記念ホールでもなく、訪れた観客さえ神聖な気持ちになるのだから、いわんや演者の思いをや。今まで経験した大ホールとは異なるテンションが高まってきた。

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