医師会旅行初体験記~医師会旅行へ行こう!~Part2
医者も裸になれば皆同じ
今回の医師会旅行は例年に比べて参加人数が少なかったようである。当初、自分も参加する気はほとんどなかった。正直、なんでお金を払ってまで同業者と旅行に行くのか、そんなお金があるのだったら家族と行った方が何倍もいい、と考えていた。しかし、参加してみて次回もぜひ参加させて欲しいと心底思った。医師会の先生方と3日間寝食をともにし、行動するのは勿論今回が初めてである。これまで、いくら忘年会や新年会で遅い時間までじっくり話しても、今回ほどの充実感はなかった。何人もの先生に何度大浴場で出くわしたことか、服を着ていると分からなかったこと、◯◯先生はプチメタ(ボリズム)、◯◯先生はヘビメタ(ボリズム)、互いに裸になれば全く威厳がない、裸になると様にならない。裸の付き合いをして飲食をともにすると、いつもより心が開放的になる。2日目の懇親会後も温泉に入った後、自然と水本先生の部屋に集まって雑談?に皆で興じた。この時の内容も、あの時の旅行は違った宴会場に通されそのまま食べてしまったとか、あの時は列車に乗り遅れたとか、医者の旅行とは思えない情けない話のオンパレードである。しかし、医師会旅行初心者の私にとっては、笑い話の中にも医師会の歴史、脈々と受け継がれて来たものを感じ、そして、私の亡くなった父のことをふと思い出した。
医師会旅行のもう一つのいいところは、家族同伴可能なことである。私の子供たちは、たくさんの普段着の医師を見て、医者は短髪が当たり前で、革のジャケットを羽織って花柄の絵のついたデニムをはく父親は、相当異端であることをようやく理解したらしい。現在我々の世代は子育てや日常診療で余裕がない。しかし、あと10年もすれば子育ても一段落して家族旅行に行くことはなくなるだろう。おそらく仕事も軌道にのって時間的に余裕がでてくることだろう。けれども、これとは反比例して夫婦二人になる時間は益々増えてくる。夫婦二人だけで思い出作り?、私には絶対そんなことは出来ません。これから年が経つにつれアドバイスや指導をしてくれる人は益々減るだろう、裸の王様になっていくのは間違いない。これらの問題を解消してくれるのが医師会旅行のような気が、今は実感しています。さあ、若い世代の先生方!来年からは一緒に医師会旅行に参加しようではありませんか、自分のためにも、次の世代のためにも、そしていつも迷惑をかけている伴侶との思いで作りのためにも。