医者の不養生
内視鏡検査を受けました。
12月13日に内視鏡検査と血液検査を受けました。医者の不養生という言葉がありますし、我が一族は比較的癌家系であります。何よりも4人の子供がいますので、これから教育費がかかる時期です。一家の主が倒れる訳にいきません。もう一つ、検査を受けた理由があります。医師も時には患者さんの目線、立場になってみることが大事だと考えます。内視鏡検査を身をもって知ることが、より快適なクリニックを目指すには大切なことと考えるからです。
結果は・・・、血液検査は特に異常ありませんでした。タバコを吸っている医者に禁煙を指導されても、メタボな医者に運動して体重を減らしなさい、と言われても説得力がありません。最近ストレスのせいか飲酒量が多くなっていたので心配していたのですが、こちらも全く持って大丈夫でした。上部内視鏡検査の結果は、写真のごとく食道裂孔ヘルニアがみられましたが、それ以外には特記すべき所見は見られませんでした。今回の内視鏡検査は静脈麻酔を用いてしてもらいましたので、意識はぼーっとしていて何をされているのかしっかり認識はしていないのですが、少し投与量が少なかったのか検査中終始喉の違和感を感じました。しかし、非常に速やかにしていただいたので、もう二度としない、というふうにはなりませんでした。
今回の経験を生かして、日常診療にさらに邁進していこう、少しでも患者さんの気持ちになって取り組もう、と決意した次第です。そういいながらも、大腸内視鏡検査はまだまだ躊躇していています。この検査を受けた時に初めて一人前の内視鏡医になれるのかもしれません。
(追記)
大腸内視鏡検査をする勇気がない、ということを告白しましたが、それと関係のある出来事を思い出しました。今年の秋の休みを利用して、長嶋家は三重にある長島スパーランドに行ってきました。子供たちにパスポート券を買ったため、とにかく元をとれ、とにかく乗りまくれ、とわめきちらしていたところ、次男に「パパは自分がジェットコースターに乗れないくせに、いちいち文句を言うな。肝っ玉が小さい親父やな。」と言われました。早く肝っ玉の大きい父親になれるようにも頑張らなきゃ。