嬉しい!悲しい!祝、田校センバツ出場!(まだまだ人生勉強中!)
「飾りじゃないのよ会長は!」ということで、田辺市・上富田町の開業医はほぼほぼ自ら足を運んだ。薬剤師は、当院門前薬局の薬剤師に相談して管理薬剤師の名前が分かる薬局を回ることに。普段なら寄付を頼まれる方だが今回は頼む方に。腐っても還暦間近の医療法人理事長。今回は、常にそのプライドとの闘いと葛藤だった。そのあたりは挨拶回りの運転手をしてくれた妻が理解していて、医院(クリニック)の玄関を入った僕を見届けた後、「長かったわね。」の言葉があった時は表情が柔らかく、すぐに出てきた時はきっと表情が硬かったに違いない。まだまだ未熟な人間、快く対応してくれれば気分がいいし、ほぼ門前払いなら怒りがふつふつと湧くことも。この年齢と役職になって自分以外のことに頭を下げざるを得ない自身の運命に、どう心の処理をしていいのか戸惑った。
挨拶回りをすると決めておいて、なおも逡巡する自分が情けなかった。そうは言っても、短期間に30件近い開業医廻りすることなんて余程のことがない限り経験出来ない。アポイントメントなしに訪問し受付に名刺を見せる。そこにはもちろんクリニック名と名前が記載されているから同業者であることは一目瞭然。業務妨害するつもりはないので受付対応に託すことに。突然のこととは言え同業者なのだから、院長に報告して対応を伺うのが道理と思うのだがどうもそうではないらしい。医師に面会出来たのは3割程度。あとはまさに事務的対応。「いつもお世話になっています。」という言葉が出るのはまだマシな方でそれが半数程度、残りはまさに単純窓口対応。ひどいのになると、名刺を見せているにも関わらず「予約してきましたか?体温は何度ですか?」と詰問してくる。開業医の受付と言えばクリニックの顔とも言える存在で、院長の医療に対する姿勢が表現される場と僕は考えている。専門職ではないけれど、心身の病を抱えた人が来院するのだから、想像・発想力、コミュニケーション力、段取り力が問われるというもの。開業医巡りをして、そのクリニック(医院)の雰囲気を垣間見た。とともに、「人の振り見て我が振り直せ!」うちのスタッフに改めて受付対応の重要性を説いた。
以上のことは薬局も同様。たまたま店先に出ていた薬剤師に会えれば、「僕も田辺高校出身ですよ。」、「先生自ら大変ですね。」の労いの言葉をいただけるのだが、ほとんどの受付は奥にいる薬剤師に声をかけることなく流れ作業的・事務的。そんな中、車に乗り込もうとしたら、「長嶋先生ですか?」とわざわざ追いかけて来てくれた薬剤師さんがいた。出身が関東の人のようで、高校時代母校の応援に何度か甲子園に駆けつけたこと、その際旅費がわずかで相当な寄付金が補填されていたことは想像に難くないことなど話してくれた。実行委員会会長自らの寄付集めに共感してもらうとともに、「自分は田辺高校出身ではないけれども、妻や身内に田校出身者が多いので寄付させてもらいます。」の言葉に救われた。僕が患者なら、こんな薬剤師に調剤・薬剤説明してもらいたいものである。
今回の僕に対する多くの医院や薬局の塩対応は、視点を変えれば二通りに受け取れる。医者も患者も同等、区別なく満遍に対応が一つ。もう一つは、医者にさえこんな対応だからいわんや患者をや、である。残念ながら僕には後者に映った。この文章を読んだ方はどう感じましたか?僕はまだまだこうして人生勉強をさせてもらっている。