院長のコラム

嬉しい!悲しい!祝、田校センバツ出場!(3月18日後日談(2))

歴史と伝統ある甲子園での高校野球大会運営はすべてが綿密に計算されつくされているように思えた。例えば応援。入場門は学生と一般に分けられていて、応援の主たる学生が優先入場。試合開始予定時刻30分前に入場して応援準備に取り掛かる。ということは、予定時刻1時間前には入場門前で待機していなければならない。係員がいて入場の手順を説明してくれる。係員曰く、「今日の田辺の応援団は非常に多いため速やかに列に並ぶようお願いします!」何度も促された。我々は最前列近くで待機していたため全体像を把握できなかったが、列がどんどん長くなっていったのだろう、当初誘導ロープで設定されていた列幅はどんどん横に広がっていった。前の試合が押して終了、試合終了のサイレンが鳴るとともに開門、係員の誘導でアルプス席への階段をゆっくりゆっくり上り再び待機。前の応援団がある程度退場したことを確認して開放、初めての甲子園の光景は「案外こぢんまりしているなぁ。」だった。

甲子園での初野球観戦および応援は、テレビ観戦とは全くの別物でとても新鮮だった。選手や監督の表情なんて勿論分からない。野球の基本、投げて打って走るが、アルプス観戦では側面的二次元的に映るからよく分からない。投手の投げたボールがストライクかボールなのか、カキーンという音とともにどこにボールが飛んでいくのか、野手の正面なのかすり抜けていくのか、アウトになる瞬間まで戦々恐々。このため、一つストライク一つアウトを取るたびに歓声。逆も然りで、一本ヒットが出るたび一つ進塁するたびに歓声。点を取ろうものならボルテージは最高潮、得も言われぬヤンヤやんやのお祭り騒ぎに。テレビ観戦と違って選手の表情や一挙手一投足はよく分からない。けれど、現場にいるライブ感や応援団が形成するグルーヴ感は格別だった。

星稜戦は「点数を重ねられ最終的には大敗を喫する。」が戦前の僕の胸に秘めた予想図。一塁側アルプス席に3人分の席を確保して、三塁側敵陣を見たら応援団は圧倒的に少ない。しかし、いざ試合が始まると少数精鋭とはまさにこのこと。選手一人一人に応援歌が用意され、応援の声も見事なまでに統率されている。「さすが野球強豪校は、野球だけでなく応援も洗練されているなぁ。」と感心するばかり。かたや我々田辺は人数が多いだけで、メガホンを叩きながら「カッセーカッセー田辺!」、「田辺が大将!」をひたすら連呼するだけ。これは今に始まったことではなく、僕が高校生の40年前からずっと変わらない応援法。当初、相も変わらない「田舎っぺ大将」応援に実行委員長として恥ずかしさを感じた(正直過ぎてすみません)。ところが、回を重ねるごとにこの単純さ、シンプル・イズ・ベストに快感を覚えた。ただひたすらな時、一心不乱な時、取り憑かれた時、必死な時に難しいことは不要。「カッセーカッセー田辺!」、「田辺が大将!」をただ唱えるだけで十二分。

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