山本耀司という人~第2回~
その経歴1
ネット上の情報や資料によると、山本耀司さんは1943年10月3日東京に生れ、1966年に慶應義塾大学法学部卒業の後文化服装学院に入学している。現在なら有名大学を卒業してファッションデザイナーになることはそう珍しいことではないのだろうが、当時は「大学まで卒業して何でまた専門学校?」と相当訝られたことは想像に難くない。何よりも「日本男子が女のための洋服屋?」といった風潮も相当色濃い時代だったと考えられる。戦争未亡人であったお母さんの洋品店を手伝うためだったそうだが、耀司さんが何を想い、何を覚悟してファッションという当時まだまだ未開であった荒野に突き進んで行く事になったのか、興味はつきない。ちなみに調べてみて初めて分かった事だが、耀司さんが文化服装学院に入学した年と私が生まれた年が同じなのも何か奇縁を感じる(全くもって一方的だが)。
その後、在学中の69年に第25回装苑賞、第6回デザイン大賞遠藤賞を受賞し、72年ワイズを設立、77年第1回東京コレクションを発表。81年の第1回パリコレクション発表、以降コムデギャルソンの川久保玲さんとともに「黒の衝撃」「ボロルック」等と評される一大センセーションをパリコレに巻き起こし、以後次世代のデザイナーに多大なる影響を与えた。日本でも「カラス・ルック」「カラス族」と呼ばれるスタイルで一世を風靡した。名だたる受賞歴だけでも以下の通りである。
1982年第26回FEC(ファッションエディターズクラブ)賞受賞
1986年第4回毎日ファション大賞受賞
1991年第35回FEC賞受賞
1994年第12回毎日ファッション大賞を受賞
フランス芸術勲章「シュヴァリエ」受章
第35回FEC賞受賞
1996年NYファッショングループ「ナイトオブスターズ賞」受賞
1997年ピッティ・イマジネ・ウオーモ展「アルテ・エ・モーダ賞」受賞
1999年第18回CFDA賞「インターナショナル賞」受賞
2004年紫綬褒章受章
2005年フランス国家功労勲章「オフィシエ」を受章
イタリア・トスカーナ州の「銀の旗」賞授与