院長のコラム

平野功二さんとの出逢い 

アート田辺(2)

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 今回のアート田辺では奇遇を得た、写真家の平野功二さんと食事する機会を得たのだ。

何気なくネットを見ていて、2013秋冬のヨウジ・オムのコレクション写真に出会った。GQやVOGUEの写真と異なり、撮る角度や構図、写真から醸し出される雰囲気がいつもと異なっていたので、初めて「この写真家は誰だろう」と名前を探した。そこには、平野功二という名前があった。「???ひょっとして、写真集「田辺祭」の写真家?」、googleってみたら、やっぱりそうだった。
早速、写真集「田辺祭」を購入した。僕はアート好きだが、アートについての造詣は深くない。しかし、その写真集を見て、はっとすることが多かった。「田辺祭って、こんなに綺麗だったっけ?」毎年夏に見る当たり前の光景が、写真家によりファインダー越しに見える瞬間の光景を切り取っただけで世界が変わるのだ。

トーク・セッションでは、廣本さんとの出会い、田辺ひいては田辺祭との出会い、歴史ある田辺祭に外部者を受け入れてくれた田辺人の寛容さについて語っていた。質問したかったし、何よりもサインが欲しかったが、会終了後はとてもそんな雰囲気ではなかった。
田辺祭映像作品上映会は、帰省していた長男と参加した。田辺祭の中心的神事である「暁の祭典」に焦点を当てた映像作品で、今回の来田で撮った出来たてほやほやのものであった。平野さんは、「写真家が撮った映像作品なので、忌憚のない意見をして欲しい。」と謙遜していたが、これに妙に喰らいついたのが長男である。学園の映像サークルに所属しているせいか、「あの作品はデジカメで撮ったに違いない。『Final Cut Pro』の使い方が・・・」などとしゃべりながら、渡されたアンケート用紙に一心不乱に書き込んでいた。今回もサインが欲しかったし、たくさん質問したいこともあったが、4回上映予定の初回のためかトラブルがあり、時間が押したので我々は中座せざるを得なかった。

アート田辺期間中、廣本さんとはすれ違いで連絡が取れなかったが、気にかけてくれていたのだろうか、アート田辺終了後、熊野古道の撮影に取り組んでいた平野さんの合間をみて時間を割いてくれた。不眠不休で映像作品に取り組み、その後も終日撮影で忙しかったので、当初、小一時間程度の軽食を考えていた。
けれども、こちらの気遣いどこ吹く風、話し始めると会話が弾みお酒も進んだ。平野さんの生まれ住んだところのこと、写真家になった経緯、写真家としての在り様、パリ・コレクションのことやその裏話、今住んでいるパリの街のこと、今後の取り組みなどなど。話を聞いていいて、自由人・コスモポリタン・ボヘミアンという言葉が浮かんだ。自分が出来ない、知らない世界を知っている平野さんが羨ましい、と思った。

話の流れの中で、上映会で失礼なアンケートの返信がなかったか問うたところ、「あー、覚えています、読みました。あれは息子さんだったのですか、用紙一杯に書かれていたので印象に残っています。」との返事だった。「プロに向かってずぶの素人がもの申してすみませんでした。」と謝ったら、「いや、同じような指摘を何人から受けましたよ。」との答えだった。
自宅が飲食店から近く、有名建築家が建てた家ということもあり、飲食後わざわざ自宅まで遊びに来てくれた。そして、息子が関わった学園紹介映像をじっくり見てくれた。写真家としては一流なのに、取り組み始めた映像に対して虚心坦懐に取り組もうとする姿勢に感心した。

廣本さんのお陰で素敵な出会いがあった。何よりも、自分が住んでいるこの街が好きになれそうな気がしてきた。改めて廣本さんに感謝したい。

念願かなってサインをいただきました。
家宝にします。

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