院長のコラム

思い出は美しすぎて

2010.10.17

思い出のポップスター八神純子 
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10月13日にNHKの「SONGS」という番組で八神純子さんが出演していた。八神さんの歌う曲がヒットした頃僕は中学生だったので、何年ぶりにテレビで見たのだろうか、それなりに年齢を経たとはいえまだまだ若々しく、何よりもあのハイトーンボイスは健在、健在どころか艶をおびていっそう磨きがかかっていた。

中学1年生の時、「みずいろの雨」「思い出のスクリーン」がヒットし、テレビやラジオでよく曲が流れていたが、いい曲だな、という程度の認識しかなかった。それがある日、その当時の友人に「JUNKO THE BEST」というアルバムを貸してもらって聴いたところ、一変にファンになった。当時は今のようにCDはなくLPの時代だったので、A面B面と裏表、曲が前半、後半に分かれていた。そのアルバムは、通常のベストアルバムとは少し異なり未発表曲も含まれており、A面が他人から提供された楽曲が中心で、B面は自作曲が中心のまさにベストアルバムだった。全体的に、B面よりもA面の雰囲気が好きで、特にA面の中では「愛色の季節」という曲が好きだった。曲自体もよければ、八神さんの声もその曲にぴったり合っていたが、何よりもその歌詞が好きだった。その歌詞の世界観が12歳の男である自分でも何となく分かったような気がしたし、そのような女性がいつか自分の目の前に現れることを願った(理想と現実という言葉があるように、現実世界はそんなに甘くありませんでした)。
それ以降、貸しレコード屋でそれ以前のアルバムを借りてダビングし、その当時の最新アルバム「夢見る頃を過ぎても」(その中では「シークレットラブ」という曲がとても好きでした)は買ってもらうくらいにファンになっていた。しかし、そのアルバム以後、八神さんの曲調がだんだんアメリカ志向になっていったのと、僕自身もその当時ニューミュージックといわれる音楽にだんだんと傾倒していったので、いつしか聴かなくなっていた。けれども「JUNKO THE BEST」の印象は強く、15年後CD化されたものを今度は自分で稼いだお金で購入した。
今、このコラムを書いていて、改めて「JUNKO THE BEST」の「愛色の季節」の作詞者を見てびっくり、何とあの松本隆さんではありませんか。改めて偉大な作詞家であることを、ひょんなことから再認識した。

30年近くになるだろうか、久しぶりにテレビで八神さんの曲を聴いて、色々な意味で感慨深いものがあった。何も世界が分からなかった10代の自分が今や40代、ものの道理が少しずつ分かって来たし、だんだんと肩の力が抜けていい感じになって来たように思う。八神さん自身も、渡米、結婚、出産、育児を経て、頑張っている昔のイメージとは異なり自然体であった。年をとることも悪くないな、とふと思った。
愛色の季節
作詞:松本隆/作曲:荻田光雄/編曲:鈴木茂

愛はいつも
真っ白い キャンバスみたい
あなたの手で 描き上げて
二人の愛を
幸せだったら バラ色絵の具
さみしい時は ブルー
あなたの 好きな色に
変わってみせる きっと

いつのまにか
あなたへと 傾く気持ち
風に揺れる 不確かな
つぼみのように
咲くのそれとも 枯れてしまうの
色づいてゆく 愛
めぐりくる この季節
ほんのり 春の色ね

めぐりくる この季節
ほんのり 春の色ね
あなたの 好きな色に
変わってみせる きっと

あなたの好きな・・・・
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