日本医師会のはるか末端で、ぐちをささやく。
総選挙が近づいたある日の妄想
今週末はいよいよ衆議院議院選挙がある。各紙の世論調査によると、民主党が300議席を上回る勢いだという。
ふと気づいたのだが、今回の選挙はいつもと違い、和歌山県医師会、田辺市医師会から推薦政党、推薦候補の指示はない(8/23現在)。新聞報道によると茨城県県医師会は民主党を推薦するそうなので、我が和歌山県は、民主党が圧勝のようだから敢えて波風を立てずに静観視を構える、といったところだろうか。何れにしても、今回の選挙では日本医師会が医師会として一枚岩になっていないことだけは確かである。
そもそも、医師会に入会して何かメリットがあるのだろうか、と考える昨今である。一昔前なら医療情報を得ようと思ってもそう簡単には入手出来なかったが、これだけ情報化が進めば情報入手なんて簡単である。入手しようと思わなくても、製薬会社や医療情報提供の運営サイトからメールが黙っていても送りつけられてくる。
親睦団体かといえばそうでもない。同業者であることはすなわち競争相手なのだから一枚岩になることは容易ではない。しかも、開業医は組織に属することをよしとしなかったか、もしくは属せなかった人種である。同業で個性の強い人間の集まりである。まとめるのは大変だし、長老や変人がいれば尚更大変である。そのせいか、私の属する医師会の理事はあまり代わり映えしない。都市部では入会しない先生も多いと聞く。入会金が高く、払う以上のメリットがなく、かえって医師会の業務が回って来て面倒、というのが理由だそうだ。
圧力団体としての日本医師会の存在はもう終わりにして欲しい、と思う。診療報酬の改定時期になると、抑制反対、改定反対、自分たちの生活を脅かすだろう改革は反対。その言い分は、高齢者・弱者の切り捨て、国民の健康を脅かす等論理のすり違えで、まるで左翼系の政党と姿勢は変わらない。開業医は勤務医より倍の報酬を取っているというデータに対して何も答えていない。奈良県で起きた山本病院の診療報酬不正事件、三重の伊賀病院の点滴死亡事件、何れも事件として明るみに出る前に医師会としても把握していたはずである。医師会として何らかの措置、指導ができなかったのだろうか。権利ばかり主張して責任を負わないならモンスターペアレントと変わりない、モンスターグループである。
総選挙を前にした夏のある日、青い空にもくもくと昇る入道雲を見ながらふと思ったことをありのままに書いてみました