院長のコラム

玉置浩二 Concert Tour 2023 故郷BAND〜田園〜(前編)

 このコラムは自分の備忘録でもあり週間日記でもある。大きなイベントが有った時、記憶として残すため記録するよう極力努めている。しかし、近頃はイベントが多過ぎて、あとで振り返って思い出しながらしたためることがほとんど。イベント終了後の高揚感でもって書き始めたら、もっと早く短時間で書けるだろうに、書く順番があり、先延ばして来たことを記憶の断片をたどりながら記すのはなかなか大変である。それなら書かなければいいのだが、折角の結びつきが自分の人生年表になかったことにするには口惜しい。今回も、九月のイベントについて今更ながら残しておく。

 今年三月、知人に譲ってもらい参戦した玉置浩二とフィルハーモニーの共演。玉置浩二の生声とオーケストラの重厚な音に圧倒された。素直に感動し素晴らしいものに違いなかった。そうは言え、精緻で計算され尽くしていて、ライブ感やグルーブ感に乏しい印象を受けた。洗練過ぎるのも考えものである。なので、次回は本人もしくは安全地帯でのコンサートを虎視眈々と狙っていた。すると、玉置浩二Concert Tour 2023 故郷BAND〜田園〜の情報が出た。ところが、阪神地区は平日開催しかない。大阪は9月12日(火)と13日(水)の大阪フェスティバルホール。13日は休診だったが、その日にトンボ返りしなければならない。翌日に診療があり躊躇したが、「しない後悔よりする後悔」必要なのは気力だけ。アントニオ猪木の「元気があれば何でもできる!」の名言が浮かんだ。ネットでチケット2枚をポチッとしたところゲットできた。診療の都合で何も考えずに選んだ9月13日が、実は貴重かつ意味ある日であったことをあとで知ることに。

 9月13日、水曜ルーチンのスイミングを渋々断念。前日火曜日は知人と食事会があり、二日酔いが抜けきらない疲労を抱えたまま一路大阪へ。ちなみに、翌日木曜日は知人との定例寿司会。1日開けて週末の連休は家族旅行。「重なるときは重なる」とはよく言ったものである。大阪フェスティバルホールでのコンサートはもう手慣れたもので、いつもの駐車場に停車、いつもの時刻に入場、いつものステージから遠い席に着席。今回通常と違ったのは、入場時にマスク着用を求められたこと。COVID-19が5類感染症に移行して以降、イベントでの感染症対策は随分緩和されていたので面食らった。「すいません、マスク持っていないのですが。」の声に、すかさずマスクを手渡された。ほぼ定刻に始まったコンサートの感想は、「オーケストラと共演したシンフォニック・コンサートと何ら変わりなかった!」だ。玉置さんの唯一無二の声楽をサポートするのがオーケストラか田園バンドだけの差で、かたや文部省唱歌かたやJ-ポップ名曲といった風情。二十分の休憩を挟んで前半、後半の二部に分かれているのも同様だった。玉置さんがセレクトした田園バンドは、目をつぶって耳を澄ませば実力派揃いであることが理解できた。圧倒的な声量をサポートする正確かつ情緒的なリズムは、まるでCDを聴いているような感覚に。前回同様、今回も前半睡魔に襲われた。

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