院長のコラム

膨れていくだけの欲望

2011.02.13

バージョンダウン 
納車の日は、すなわちISFとのお別れの日、
2台並べて記念写真となりました。
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僕にとって車は、趣味嗜好品でありながら実用品である。どちらの割合が多いかと言うと、もちろん実用の部分である。毎週水曜日の午後からクリニックを休診にして、奇数週は紀ノ川市にある那賀病院、偶数週は串本町の国保串本病院に、主に大腸内視鏡検査を手伝いに行っている。何れの病院も車で片道に1時間半はかかる。したがって、往復3時間をストレスなく、快適に走られなければならない。故障するのはもってのほかで、壊れにくくアフターケアがしっかりしていなければならない。その他、コストパフォーマンスやデザインを総合的に考慮して、現在はレクサスを選択乗り継いでいる。

開院前はレクサスIS250に乗っていた。毎日和歌山県下を南北縦断、車を走らせ各病院に検査に行っていた。レクサスIS250は、高速道路でもワインディングロードでも、飛ばしている時でもゆっくり走っている時でも、楽しく快適に過ごせた。開院してしばらく経って、そのISをさらにパワーアップした特別モデルISFが販売されると聞いた。いつかは大排気量のV8エンジンに乗ってみたいと夢みていたが、ISFが販売されるまでその要件を満たす車は欧州のプレミアムブランドで、しかも値段が1000万円以上するものばかりであった。独立して勤務医時代より少し収入が増えていたし、いつかはと思っていた夢の車が少し無理をすれば手に届く価格だったので、思いっきって購入した。まさに、Dream comes true、自分の夢がいとも簡単にかなったのである。

当初は、5ℓV8、400馬力以上のエンジンに興奮した。スイッチを入れると唸りだす轟音、低回転では低音で響くエンジンが、回転数が上がると高音を奏でるのである。高速運転をしていてシフトダウンすると、「ボッワン、ボッワン」とF1エンジンのような音を出すのである。しかし、慣れとは恐ろしいもので、この感動はあっという間に無くなりこれが当たり前になった。
佐野元春さんが「欲望」という曲の中で
♪欲望 ふくれていくだけの欲望 何もかもが手に届かないそんな気がするのさ♪
歌っている意味を車で実感した。ISFで満足出来なければ、次はBMWのM、ベンツのAMG、ポルシェ、フェラーリ・・・、欲望は留まることを知らない。今年の4月で車検を迎えるISFの下取り価格がよかったこと、日常の通勤ではISFを持て余していたこと、ふくれていくだけの欲望をクールダウンさせる意味も込めて、1月からレクサスの入門車とも言われるハイブリッドカーCT200hに乗り換えた。

ISFと比べると、排気量・パワーともに3分の1になった。周りからよく、なぜ乗り換えたのですかと聞かれるが、冗談まじりに「これからはエゴからエコですよ」と答えている。乗り換えて数週間経過した印象は、すこぶるよい。今回でレクサス車は4度目であり、代替車でLSやGS、CTの兄貴分HSも経験したが、価格に関係なく一番足回りがいいのである。自分は自動車評論家ではないので具体的なことは分からないが、接地感が従来のレクサスと全く異なり吸い付くといった感覚が印象に強く残った。パワーも日常生活で走る分には全く支障がなく、高速道で走ると確かに物足りなさを感じることはあるが、流れにそって走る分には十分である。

僕がとてもこだわる意匠であるが、これが正直微妙なのである。正面から見ると???なのだが、斜め横から見ると「おおーっと!」と唸らざるを得ない顔つきなのである。ファッションモデルは皆一様に背が高くスタイリングはいいが、顔となるとむしろグラビアアイドルの方がかわいかったりする。要は個性的な顔なのである。最近のレクサス車全般に言えることだが、遠くから走ってくるのを見て、クールだなと感じることもあれば、随分野暮ったいなと映ることもある。「L-finesse」という日本にこだわったデザイン哲学のもと作られた車は、とても複雑、表情豊かなのである。

車というある種欲望の象徴に対して、今回少し距離を置いてみた。このままこの熱が冷めるのか、はたまた再び必要以上の馬力を欲するのか、不安であるとともに楽しみである。

この日は9時半の納車のため朝陽がまだまだ斜めから入ってきて、
コンパクトなデジカメではシャープに撮れませんでした。
説明もそこそこにすぐに田辺に帰り、その後は大阪出張と、
慌ただしい1日でした。

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