院長のコラム

行きまっせ山口へ、そして安倍首相ありがとうございました

二日目は、明治維新胎動の地である松陰神社からスタートした。明治維新の原動力になった勤王三藩、薩摩と長州、そして土佐藩。鹿児島の城山公園、高知の桂浜から見た光景と、今回の松陰神社で見た光景は全く異なるように僕は感じた。外と内、熱と冷、動と静、山口もっと言えば萩が現在の日本の礎の地であったことに興味を覚えた。

八月十一日、萩周辺は台風五号が温帯低気圧に変わった影響で、松陰神社を出るや否や雨に見舞われた。日本海を西へ車を走らせば走らせるだけ雨量が強くなった。いわゆるインスタ映えするはずの元乃隅稲成神社も角島大橋も雨に祟られ、写真を撮るどころでなかった。そこに確かにいたという既成事実を作るために立ち寄った、程度になってしまった。晴れていれば下関まで足を運んでも良かったのだが、生憎の雨により、川棚温泉の宿泊先へのチェックインを早め温泉を楽しむことにした。GoToトラベルを目論んで少し背伸びをしたお陰で、旅館ライフを堪能できた。M先生お勧めの瓦そばも、部屋食の夕食に追加注文して体験出来た。要は、具を載せた茶そば鉄板焼(瓦焼き)を温かいつゆで食べる料理であった。

ところで、当地にも名高いB級グルメがある。僕もようやく最近知って、時々持ち帰りをしている。その名も「江川のちゃんぽん」である。江川というのは、古き良き時代の港町の風情を残した地区名である。ほとんどの人は、ちゃんぽんと聞くと野菜たっぷりの中華麺を思い浮かべるだろう。当地のちゃんぽんは、うどんと焼きそば麺を半分ずつ入れて焼き上げたものである。鰹の削り節とソース量が店によって微妙に異なる。「それなら、焼きうどんと焼きそばを半分ずつ焼いて、最後に混ぜ合わせればいいやん。」とツッコミが入りそうだが、これは大間違いである。同じ粉モンではあるが、太麺と細麺、うどん麺と焼きそば麺の融合が絶妙な味わいと食感を醸しだすのだ。

話が大分それた。今回の二泊三日旅行のお供に、アルファードハイブリッドを選択した。例年の長期休暇では選択不可能な車で、家族旅行の定番車といえばノアやヴォクシーだった。今年は新型コロナによる影響だろうか、旅行一週間前でもすんなり予約できた。アルファードが人気ミニバンであることは承知していた。実際に乗ってみて、その人気の理由が理解できた。レンタカーを傷つける訳にいかないため、運転するのはもっぱら僕である。運転していて、いつ何時もレクサスに通じる安心と安定を感じた。操作系もかつてのレクサスに類似しており迷うことはなかった。家族の評価も高く、広くて寛げる空間が特に好評だった。「いつかはクラウン」のキャッチコーピーが、現代では「いつかはアルファード」になっているようだが、長時間、大人数を乗せて走らせることの多いファミリー層や法人層にはうってつけの車であることを実感した。

2020年夏の思い出は山口になった。COVID-19がなければ、東京2020チケット購入全滅に加えてお盆とオリンピックによる人の大移動のため、巣ごもりの夏になるはずだった。なのに、観光渋滞無縁旅行、かつGoToトラベルによるディスカウント・トラベル、悠々自適に旅行を楽しめた。本当に人生って解らないものである。今回の大災難で僕の人生観は変わった。夢、希望、願望、長期的展望、成長戦略、未来を語ることの虚しさを知った。

(追記)
このコラムを書いていた矢先、衝撃的なニュースが流れた。
微力ながら、僕がずっと応援してきた安倍首相が辞任を表明した。
八月二十八日(金)午後二時過ぎ、たまたま株価を見ていた。
それまで順調だった日経平均が、みるみるうちに一気に下がっていく。
「何があった?」ネットニュースを見てもそれらしい緊急速報は見受けられない。
けれども、日経平均は六百円も下がる。何も出来ない、ただPC画面の前で固まるだけである。
しばらくして、「安倍首相、辞任の意向を伝える」 のニュース。
「違う違う、きっと違う。」と内心叫びながら、
「とうとう、この時が来たか、一つの時代が終わったな。」と感無量であった。
歴史上の人物と同じ時間を過ごせたことに感謝したい。
ジャパン・バッシングははるか昔の話で、ここ何十年はジャパン・パッシングだった。
伝えたいことはたくさんある。けれども敬愛してやまない安倍首相が自ら判断したことである。
「お疲れさまでした。ゆっくり静養してください。」
そして捲土重来、「二度あることは三度ある。安倍待望論はきっと出てきます。」と。

この時期に安倍首相お膝元の山口を訪れたことは偶然に過ぎない。けれども、僕の人生は、振り返ると偶然の積み重ねであった。偶然に意味があることを見いださなければならない。話はつきない、思いは巡り巡っている。

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