院長のコラム

錚々たるメンツ〜ヨウジヤマモト2023春夏〜

開場となり、我々夫婦が案内されたのは先シーズン同様最前列、しかもランウェイ折り返し地点、モデルの正面と背面をじっくり見られる特等席だった。妻とも距離をおいて座った前回と異なり、隣との間隔はコロナ禍前に戻っていた。ランウェイを中心に左右、指定席2列、立ち見3列が設定されていた。「青山本店(の地下階)ってこんなに人が入るんだ!」と感心するくらい次から次へと招待者が入場してくる。コロナ対策が十分なされたほぼ満杯状態の会場は、定刻を過ぎてまもなく、パイプオルガンと思しき重厚な低音リズムで始まった。

ファーストルックから数ルックを見て確信した、「今回は好きかも」。ヨウジヤマモトと言えば、オール・ブラック、オーバーサイズ、バッサバッサしながら歩くイメージが強いかもしれない。それは否定しないが、僕のように一つのブランドだけを長年見続け着続けていると、ウマシカな自分でも趣向は明確化してくる。黒は基本だが、(1)肩先が落ちずに自分の肩に沿うショルダーライン (2)ボディライン、特にウエストラインに沿うもの (3)上着がタイトならパンツはボリュームを持たせる(これは上下反対も同様) (4)ギミックや遊びが施されたもの (5)既視感を覚えないもの・以前購入したものとかぶらないこと 以上である。そういう観点からすると、序盤で(1)から(5)がクリアされた。前半でこれなら、中盤から終盤にかけてさらに期待は高まった。

マジマジシゲシゲ見ていたら、案の定俳優陣がランウェイを闊歩し始めた。露払いは伊藤英明、次いで要潤、大沢たかお、加藤雅也、竜星涼、城田優、遠藤憲一、世代の異なる錚々たる顔ぶれが並んだ。職業モデルとは異なる存在感や独特の雰囲気は圧倒的である。何と言っても人選がいい。男であることの凄みと粋、それに反する哀愁と悲哀、表裏一体を表現できる役者の面々だ。特に、朝ドラ「ちむどんどん」のニーニー(主人公の兄)役で、仰々しく鬱陶しい演技を朝から見せている竜星涼さんは印象深かった。背は高く小顔、オーラは抜群。ランウェイの途中、ちょうど僕の眼前で見得を切った。瞬間、目と目で通じ合いドキッとした(コレクション後、妻も同じことを得意げに話していた)。「現在の(朝ドラ)役は、ひょっとして罰ゲーム?」、間近で見た彼に急に親近感を覚えるとともに気の毒に思えて仕方がなかった。

コレクション途中、ウオーキングしていたモデルが突如として立ち止まった。「何な?」と思うや否や、パフォーマンスを始めた。「あっ、えっ何?」と思った途端、何もなかったかのように歩き出した。「(ひょっとして、バレエダンサーの首藤康之さん?)今の人、バレエダンサーの首藤さんやで。さすがやな。」と妻に説明した。(つづく)

 

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