長嶋もびっくり、ビックリ、吃驚、!
本当にしつこいようですが。
昨日弟分3人を引き連れて、自身3度目の「サヨナライツカ」を観てきました。一人はサロン経営者W君、一人は墓石店の若社長T君、もう一人はビストロの若料理長C君。全くの異業種、年齢も僕より大分下の連中です。
男4人衆が並んで座るのも気持ち悪いので、ばらばらに適度な間隔を置いて座りました。我々が入場した時刻は平日の夕食時だったので、観客は我々だけ。映画館のスタッフは、年齢も、風貌も、容貌も全く異なる男4人衆に何を感じたことでしょう、さぞかし、ある種不気味な得体の知れない、異様な雰囲気を感じとったことでしょう。
ある時の飲み会で、たまには趣向を変えて映画でも観てそれを酒の肴にして飲もうや、と「サヨナライツカ」にはまっている僕が音頭をとった、というか無理やり導きました。W君は、兄貴が言うから仕方ないか、といった雰囲気。T君など「僕は映画館に映画を観に行くと必ず寝るんですよね。」と全くもってそっけない雰囲気。C君などはまったくもってありがた迷惑で、後日、行くことが決まったことを突然告げられ、行かねばならない雰囲気に巻き込まれてしまいました。当の僕だけが「またあの余韻にひたれるのだー。」と優雅な気分です。ビーーー、という開始音とともに映画が始まりました、はてさてこの4人がこの後どうなったか・・・。
2時間ちょっとの映画が中島美香の「Always」とともに終了し、ぱっと映画館が明るくなりました。
W君「もうだめっすよ、映画を観て泣いたのは初めてですよ。」と感涙にむせび泣いています。こちらまでもらい涙が出てきそうになりました。僕「T君どうせ寝たんやろ。」T君「何を言っているんですか、先生。寝るわけないじゃないですか。僕はこの映画に言いたいことが山ほどあります。」と大きく眼を開いて放心状態。一番冷静だったのがC君で、「良かったですよ。」と淡々と一言。自身は3度目なのに、相変わらず同じ場面でときめいて、心が騒いで、涙し、得も言われない余韻にまたも浸ってしまいました。
その後は、1時間半程度居酒屋で映画を酒の肴に談笑、男4人の談義も大切な時間でしたが、僕以外の3人はこの余韻を早く大事な人に伝えたいという雰囲気が漂っていたので、早々に家路に着きました。
自身2回目の鑑賞で似たもの夫婦を実感し、3度目の鑑賞では、年齢、世代はもちろん、育ってきた環境もまるで違うのに「同志」という言葉がふと浮かびあがりました。
「サヨナライツカ」、違った意味で恐るべき映画です。自分と感性が合うかどうかを試す「リトマス映画」なのだから。