院長のコラム

長野、そして大阪へ 

2013.12.15

慌ただしい週末(2)

前回は、車で片道約4時間の地での話。今回は、列車で5時間の地での話である。

<11月23日>
昨年同様、当院に飾っている絵画作家古畑雅規さんに会いに長野県松本に向かった。昨年は前日から準備出来たが、今年は前日の診療が連休前で忙しく、朝からの準備のため1本列車を遅らせた。昨年は、旅行気分で特急くろしおに乗車するや否やビールを購入して、松本に着くまでに3本ほど缶ビールを空けていたので、松本に着いてからは心身ともに終始浮遊している感じ、そこに居ながら居ないような感覚があった。したがって、今回は実感を持てる旅にしようと一冊の本を持って車内での飲酒を控えることにした。

今回も前回の教訓は生かされなかったようだ。以前から読もうと思っていた鷲田清一さんの『「待つ」ということ』を携えたが、最近目の調節力が衰えてただでさえ読書しなくなったのに、哲学書を読むには相当な無理があった。数ページ読んでは眠気を覚え、起きては前回からの読み返しの繰り返しで、まさに読書の「三百六十五歩のマーチ」になった。ただ何となく実感のないまま松本に着いた。いつも旅に出て思うことだが、僕はどうも旅人に向いていないようだ。手持ち無沙汰を自分で演出出来ない人種のようだ。

今回の目的は、昨年から始めた定例会の2回目であり、依頼していたクリニックに飾る作品を見に行くことであった。既存のお気に入りの小作品を大きくするように頼んでいたが、出来栄えに驚いた。単なる拡大コピー版に終わらず、大きくなればなるほどディティールが凝らされ、大きくなった分重厚さも施されていた。クリニックに納品されるのが今から待ち遠しい。
今回、新境地を開いた新作も見せてもらった。古畑さんの作品と言えば、色彩豊かなメルヘンチックな印象が強い。新作は、古畑さんが得意とする動物をモチーフにしながら、動物たちの眼光はいつになく鋭く、鮮やかな色調はモノトーンに抑えられていた。古畑さんの作家としての懐の深さを改めて知らしめられた。

ディナーは、いつものように美味しく楽しかった。料理に欠かせないものは笑顔、常に感じることである。慣れない旅の疲れのためか極度の倦怠感を覚えたため、二次会は早い目に中座させてもらった。夜中目が覚めた時には、いつの間にかベッドに寝て電気が点いたままであった。
明日は大阪への移動、佐野元春さんが僕を待っている。(つづく)

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