院長のコラム

闘牛への道(ランボルギーニ・ウルス?)


自分が何を買ったか、何を食べたか、この場で逐一報告することは避けてきた。信じてもらえないかもしれないが自慢話は嫌いだ。誰も聞いていないのに自らをひけらかす話は、正直「何を自慢したいん?それで?結局何が言いたいん?ホンマにリア充?」、話に相槌を打ちながら僕の心が叫んでいる。「そんならな、あんたは車や時計や子供のことを散々自慢しているやんか!」と院長コラムを読んでくれた方々から突っ込まれるかもしれない。「経験してきたことの十分の一も言うてないで!」と反論したい。何度も言うが、このコラムは子供達への生前遺言であり、週間日記でもあり、僕の備忘録である。永ちゃんの「成り上がり」に遠く及ばない、三歩進んで二歩下がる一歩ずつ成り上がる開業一代記である。人生の節目節目で起こった印象的な出来事だけは、しっかり書き留めておかなければならない。もし、自慢話に聞こえるようならスルーするのが賢明です

二年前の夏、「NSXを買えるってことは、フェラーリやランボルギーニも買えるやん。」、堕落した僕の脳裏をよぎった。ちょうどその頃、年末にかけてランボルギーニからSUVが発表されることが話題になっていた。フェラーリやランボルギーニは、契約から納車までに二年くらいかかると聞いていた。車検を待たずに車を買い替えている僕は、「NSXの乗りかえには良いかも。」の軽いのりでランボルギーニ大阪に電話をかけた。「ランボルギーニから今年中にウルスが発表されると聞いたんですが、今から予約できますか?」「出来ますよ。」「えっ?ところで僕で何番目くらいですか?」「三十番目くらいでしょうか?」この時点では、プロトタイプしか発表されていない。実車も発表されていなければ、もちろん価格さえ分からない。けれども、最早三十人待ちである。蛇の道は蛇、ランボルギーニ愛好家の凄みを知らされた。早速、手付のさらに手付金を振り込んだ。

その年(2017年)の十二月四日、本国イタリアでウルス発表のワールドプレミアが開催された。プロトタイプよりもフロントフェイスが随分分厚い印象はあったが、誰が見てもランボルギーニと分かるデザインであった。それから数日後、販売店担当者から「いよいよ実車が発表されましたので、正式な予約金を振り込んでいただけませんでしょうか。」と連絡が来た。年の瀬に、前回の手付金の倍の追い金を入金した。買えるかどうか半信半疑だったけれども、その後のホンダNSXとは全く異なる対応に納得出来た。メールアドレスに、ランボルギーニ本社から定期的にNews letterが届くようになった。自宅に突如として海外からの郵便物が届いた。訝しがりながら開けてみると、分厚い立派な雑誌でランボルギーニの季刊誌であった。販売店からもイベントの案内が定期的に届くようになった。近畿地区だけで三十人待ち、しかも新規客である。既存のオーナーが発表直後に契約を交わせば、後回しにされても仕方ない。いつオーナーになれるのか不安は有ったが、種々の情報提供により一筋の光明は常に差していた。NSXとは段違い平行棒である。翌年(2018年)二月、ランボルギーニジャパンから日本でのウルスの正式発表が行われた。

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