院長のコラム

食に通じず

ごちそうは笑顔と会話
時々無性に食べたくなって訪れる
上富田にあるイタリアンレストランのリゾットです。
とても美味しいのですが、しゃべることに夢中で、
シェフには申し訳ないと思いつつ、いつも少しばかり残してしまいます。

 

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衣食住が生活の基本である。僕の場合、衣はヨウジヤマモト、住は千葉学さんと決めている。しかし、食には全くと言っていいほどこだわりがない。

よく「こだわりのある方ですね。」とか「ああ、あのこだわったクリニックの院長さんですか。」と声をかけられる。本当のところ、こだわりなんてこれっぽっちもない。16才から佐野元春を聞き続け、24才からヨウジヤモトを着続けている。30才から画家の古畑雅規さんの作品を少しずつ購入するようになり、自宅を千葉さんにお願いした縁でクリニックもお願いして、現在店舗設計も依頼している。何も変わっていない、ただ継続しているに過ぎない。その当時の自分の感性に響いたものをただ追い求めているだけである。新しいものを取り入れる勇気がない臆病者だと自身は思っている。
ちなみに妻も高校の同級生であるが、これはコメントのしょうがない。

2ヶ月に1回程度大阪に、年に2~3回は東京に行く。たまに家族旅行もするが、飲食店目当てに出張・旅行をしたことがない。ほとんどが一人なので、コンビニで十分である。一人で外食して孤独を感じるくらいなら、ホテルでコンビニ弁当のほうが落ち着ける。
最近は厳しくなりなくなったが、以前は製薬会社から接待で美味しいものを食べさせてもらった。しかし大抵、製薬会社が勧めるほど美味しいものではなかった。値段を聞いて、ええっ、高い!と2度びっくりしたことが何度もあった。一方、学会で訪れた先で、旧知の先生とちょっと立ち寄った居酒屋で注文したしめ鯖に感動し、研究会の懇親会で出された肉料理に驚いたりすることがよくある。値段を聞いて、ええっ、安い!食に関しては、値段と美味しさが比例しないことをよく経験する。

食にこだわらないもう一つの理由は、食事自体よりも食事をしながらの会話を楽しむからである。一人では外食をしないので、大抵もう一人か複数人になる。その相手も気心しれた酒を嗜む連中なので、いきおい会話が盛り上がる。盛り上がれば、食事は二の次、三の次になる。かしこまった雰囲気での3万円のフランスコースと、親しい仲間とわいわいがやがやの5千円のお好み料理なら、もちろん僕は後者を選択する。食事に必要なのは、楽しい会話と笑顔だと思っている。

ある方から父親のおもしろいエピソードを聞かされた。その方は今で言うところのメタボ体型なのだが、父はその方に「あんた、食事なんて口から喉までの楽しみで、喉元過ぎれば皆同じでう◯こになるだけや。口だけの贅沢したらあかん。」と指導したそうだ。聞いてなるほど、父らしい言い回しだなと感心した。
以上のような理由から、美味しいお店があると聞いてもすぐには訪れず、評判が一段落した頃にそっと訪れる。訪れても蘊蓄は一言も言わず、ひたすら「美味しいですね。」とだけ。料理店は味だけではなく、接客や料理を出すタイミングも重要である。ついついクリニック院長目線、どのように物事が展開されているかに目が行ってしまう。
あえて食に対するこだわりがあるとしたら、こだわらないことがこだわりであろう。強いてこだわっているとしたら、地元の食材を旬の時期に食べる、美味しさに値段が見合っているかどうかくらいだろう。誰とどのような場で食事をしたか、その酒席は楽しめたかどうか、こちらの方が自分にとっては重要である。

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