院長のコラム

高校球児

2014.07.27

野球少年

 勤務医、開業医、業務形態に関わらず、多くの医師が子弟の教育に頭を悩ませている。逆もまた然りで、子供達も周囲からの期待や圧力を感じているに違いない。「◯◯ちゃんは、〇〇学園に合格したらしい。」「☓☓先生のお子さんは☓☓医学部に受かった。」「△△先生の子供さんは、もう△浪よ。」、同業者の子弟の受験進路に関することをよく伝え聞く。しかし、勉学以外の話題はほとんど聞いたことがない。

この夏、次男が第96回全国高校野球選手権地方大会のマウンドに登ったそうだ。平日の愛知大会なので、応援に行くことも出来なければテレビ観戦さえ出来ない。ネットで結果を見たところ、1回戦の二番手ピッチャーで投げ、残念ながらコールドゲームに終わったようだ。話題の済美高校の安樂投手と比較すれば雲泥の差だが、勝利を目指して練習し取り組む姿勢に変わりはない。
次男は、小学校の時、町内会対抗のソフトボール大会に参加して以降、野球熱に火が付いたようだ。兄の影響もあったが、海陽学園を目指したのは野球をしたい一心であった。入学するや否や、部活の試用期間にも関わらず入部を決めた。前期生(中等部相当)から後期生(高等部相当)になる際、部活仲間の何人かが大学受験を見据えて野球部を去って行った。次男は初志貫徹、両親にもほとんど相談なく野球を続けている。
子供の野球に関係したことのある方なら分かると思うが、野球はする方も大変だが支援する保護者も大変である。当方は遠方なので免除されているが、全国規模で人が集まっている学園の部活動をサポートする保護者の苦労は、メール連絡から容易に想像がつく。野球をさせていただいている、と言っても過言ではない。

長男は現在、浪人の身である。長男は次男と異なり文化系で、在学中は学園の紹介ビデオや学園祭のパンフレット作りで中心的な役割を担っていた。バンド活動も精力的にしていたようだ。
お陰様で兄弟共に、中等教育時代に勉学以外のことにも没頭できた(している)。二人共今後どのような道を歩んでいくのか分からないが、自分で考え自分で道を切り拓くという素地が出来つつある。とともに、アイデンティティを形成するものを押し付けられること無く自然な形で体得しているように思う。
同業他者と自身の違いを考えたことがある。正否は別として、唯我独尊的で奇を衒ったスタイルは、所謂青春時代に経験し感じ学んだことが今に活きているように思う。たった一度の人生、人に迷惑さえかけなければ、自分の信じた道を誰に気兼ねすることもなく歩んで欲しいものである。
2014年夏、僕の知る限り長嶋家初の高校球児として次男がマウンドに立った。選手としてベンチにさえ入れない球児がいる中で、ほとんど実感はないが球児の親を体験させてもらった。今後野球を続けられるのはほんの一握り、プロ野球選手に成れるのは更に一握りなのが現実だが、我が子同様、野球から学んだことを一生の糧に歩んで行って欲しい、と願った暑い夏になった。

 

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