院長のコラム

11番目の男(前編)

 

「妻はチェンジ出来ないから、せめてクルマだけはチェンジさせて!」、車に対してとことん移り気な僕。なのに、マイナーそしてフルモデルチェンジされる度に購入し続けてきたクルマがある。それがレクサスRXだ。レクサスが日本で開業して導入された初のSUV RXは、2009年に国内で初代が(世界的には3代目)発表された。当時、長男と次男は海陽学園に在籍していた。遠く離れた地に幼い子供を送った親の責任として、学園行事の度に和歌山県田辺市と愛知県蒲郡市を行き来した。安定感あるトヨタのプレミアムブランドと位置付けされていたレクサスのセダンさえ、いつの間にか長距離を往復運転するのが苦になっていた。レクサスの背の高いRXの出現は、長距離運転の疲労軽減にはもってこいのクルマと感じた。

販売と同時に、僕にとって初のSUVでありハイブリッドカーでもある、ワインレッドのRX 450H version L air suspensionを購入した。見晴らしがよく、エアサスを備えた乗り心地は快適。現地で子供たちの必要物品を購入しても物ともしない広い荷室。当時まだSUVは一般的ではなかったが、その利便性にいち早く気がついた。以来、夫婦ともにSUVが必須となり、我が家の駐車場には常にSUV2台が並ぶことになった。RXはフェイスチェンジされる度に購入し、この13年で4台を乗り継いできた我が家のベストセラー・カーである。この間、ボディカラーも赤・黒・黒・白と変遷し、外装に対する嗜好も随分変わったものだ。

今年6月、満を持して3代目RX(世界的には5代目)が発表された。6月といえば、ランボルギーニ・ウルスにドナドナしてレクサスLXを心待ちにトヨタ・ハリアーでつないでいた時期だった。担当者に「(RXの)情報があればいち早く連絡して!」何度も伝えていた。されど、発表されたものの発売時期や販売方法が一向に決定しない。そう思っていた矢先のお盆明けにLXが納車となった。年内に来るかどうか分からなかったLXが納車されたから、「これで当分レクサスはいいかな。」と安堵した。けれども、大きくて取り回しの悪いLXは日常使いが出来ないと妻からクレームが入った。普段、妻の要望なんてスルーパスのはずが、今回に限っては道理が通っていると感じた。諸事情を考慮し勘案した結果、新型RXの購入を決意することにした。ところがだ、いつまで経っても担当者から詳細な連絡が来ない。というか、メーカーから情報が降りてこないというのが実情である。

11月18日、ようやく本国日本での発売が明らかになった。発表の1週間前、ディーラー担当者から電話が入った。半年前に全世界的に発表されていたこともあり、問い合わせが多数寄せられていて、かたや、昨今の半導体および部品調達問題のため需要と供給のバランスが崩壊しているとのこと。ついては、先ず初期受注を募るため、20日までに希望グレードの申込書を作成して欲しいとの依頼だった。(つづく)

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