院長のコラム

KANREKI DASH M5K9(2)

7列目と前方の席だった我々の周囲はコアなマッチファンに囲まれた。同世代もしくは少し上の世代で、女性が圧倒的に多くグループで来ている割合が高かった。ファンクラブもしくはライブ会場で購入したと考えられる、肩にタオルと片手にペンライトは必須。グループによってはTシャツも揃えていたから熱烈なファンであることは一目瞭然。この地域のマッチファンだけで紀南文化会館を一杯にすることは不可能で、おそらく多くの方が遠征で来ていたに違いない。我々と同世代なら子育ては一段落、類推するに、仲の良い友人と旅行かねがね推し活ってところだろうか。人生百年と言われる昨今、「一線を退いたらこのようなライフスタイルもありだろうな。」と考えさせられた。

当初、コアなファンに取り囲まれどのように振る舞えばいいのか躊躇されたが、杞憂に終わった。同世代のファンを気遣って、歌い終える度に「座ってください。」と促し、軽妙なトークで和ませてくれた。以前から、「マッチは良く白浜に来ている。」、「白浜に別荘を持っている。」などの噂を聞いていた。今回本人の口から、よく白浜に来ていて土地勘があること、今回コンサートが目的のため、いつもと違う気分で飛行場に降りたったこと、第二の故郷でコンサートが出来て嬉しくもあり少し気恥ずかしいことを語ってくれた。マッチとドンピシャ世代の僕にとって、おびただしいヒット曲のオンパレードに10代の頃に戻った気分に。近藤さんは、良く知った地が決してオープンとは言えない地域性であることを熟知しているはず。序盤どこかぎこちなく手探り状態だったパフォーマンスは、会場のボルテージとともに最高潮に。曲の間奏に何度も「サイコー!」とマイクを通さず叫ぶ姿がとても印象的だった。

ファンには申し訳ないが、近年のマッチと言えば、スキャンダルやジャニーズ事務所退所等あり、どちらかと言えばレース活動がメインのイメージ。今年、史上最年少の日本人女性ドライバーの誕生が話題になった全日本スーパーフォーミュラ選手権のプレスカンファレンスで、近藤氏が取締役会長として登壇してコメントしていたのには驚いた。芸能界と異なる世界で、きっちりと根を下ろして地道な活動をしていた証左である。そうは言え今回のイベントで、永遠のアイドル、無類のエンターテイナーであることを改めて認識した。7月19日の自身の還暦誕生日には、日本武道館で「Thank you veryマッチ」と称した記念コンサートを催すそうだ。「あのマッチが還暦、自分も歳をとるはずだわ。」、感慨深いものがある。そうは言っても、かつてのやんちゃ坊主だった片鱗は、コンサート中のMCやエピソードで垣間見ることが出来た。歳を重ねて変わるもの、歳を重ねても変わらないもの、近藤真彦という人物から教えられたような気がする。

コンサート終了後、今回の催しものを案内してくれたFさんにお礼のラインメッセージを送ったところ、打ち上げに参加していたFさんから体調がすぐれず声が出なかったと返信が来た。コンサート中、そんな素振りを感じさせなかったので、近藤さんのプロ意識までも知ることに。2時間強のコンサートは、我が青春時代が蘇るとともにHさんへの愚行まで再び思い出された。いつかどこかで謝ることが出来るのだろうか、そんなことを想った天皇誕生日である。

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