院長のコラム

NSXを愉しむ

時計も和装にも興味がある。交流する場があれば進んで参加するようにしている。車も好きである。けれども、同じクルマに乗っている人とつるもうとは一度も思ったことがない。車が好きなので車の総合情報サイト「carview!」をよく見る。その中に「みんカラ」という自動車のSNSがある。検索していると、みんカラに繰り広げられている個人のブログにたどり着くことが多々ある。勉強になること、役立つことが多い。時折、高級車に乗っている方のブログに行き当たるのだが、怖いもの見たさに眺めてみると、今流で言うなら「セレブ感半端ねぇ」と感じることが圧倒的だ。生活感がない、近づき難い、少し鼻につく、なぜだか胡散臭く感じてしまう。とは言え、自分も高級車に分類される新型NSXのオーナーになってしまった。このコラムを読んでくれている方なら、どのような経緯、どういう思いで購入に至ったか、理解してもらえると思うのでこの場では割愛させていただく。更に内情を話すなら、五年の銀行ローンでの購入であることを付け加えておく。

六月末、師匠から一本の電話が入った。ここで言う師匠とは、和歌山県下第一号のNSXオーナーにして、第二号車である僕のNSXのナンバープレートの台座を制作、取り付けてくれた方である。「長嶋くん、週末に仲間と龍神温泉に行くけど、どう?」、先輩・師匠の誘いは断らないがモットーである、二つ返事で「その日は午前中に診療があるので、終わり次第伺わせてもらいます。」。全くのアウェーに一人で乗り込む勇気がなかったので、気楽な一泊二日の温泉旅行気分で「妻もいいですか?」と問うたところ快諾いただけた。しかし、即答したものの、みんカラで披露されているレベルの方々と同じ時を過ごせるのだろうか急に不安になった。六月三十日土曜日午後、どんな人達が来るのだろう、皆と馴染めるだろうか、不安を抱えたまま龍神温泉に向けて出発した。

同じ田辺市とは言え、高低差のあるワインディングロードを龍神温泉まで四、五十分はかかる。納車されて以降、専らクリニックとディーラーの往復だけでNSXの素性・特性を今まで知るべくもなかった。今回、龍神への路を走らせながらNSXを堪能することが出来た。NSXは、曲がりくねった道を吸い付くようにクイックイッと曲がっていくのだ。車重の重たさが指摘されているが全く感じることはなかった。上り坂でもエンジンレスポンス良く、タイムラグなくどんどん進んで行った。かたや下り坂では、パドルシフトを使ってシフトダウンすればブリッピング音とともに快適な速度が得られる。ドライビング初心者でも、このクルマの性能の懐の深さが分かったような気がする。エンジンとモーター、そして四輪が、電子制御で高度なレベルで統合されているのを体感した。師匠がエンジンのパワーアップを目論んでいるようだが、NSXには四個ものコンピューターが組み込まれ複雑に絡み合っているようで、ブーストアップのライトチューニングさえ出来ないようである。

温泉旅館の駐車場には、ホンダNSX、日産GT-Rが二台、ポルシェターボ、メルセデスベンツS、レクサスGSの錚々たるクルマが集結していた。不安は杞憂に終わった。会うまでの緊張が嘘のように皆とすんなり溶け込むことが出来た。車を中心とした自動車談義に花が咲いた。由緒ある趣のある旅館、山間の温泉料理に舌鼓をうち、川のせせらぎを聞きながらの露天風呂、車に疎い妻も楽しいひと時を過ごせたと喜んだ。翌日は、御坊市にある有名な鰻屋で昼食をとって散会となった。師匠を慕って集まる人にイメージするような人は誰一人いなかった。会に参加する際は、誰が主催かが大事、改めて実感した。「食わず嫌いはあかんな。」つくづく思うとともに、機会があればまたこのような会に参加したいと思った。

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