院長のコラム

SAKANAQUARIUM 2024 “turn”(前編)


ファンクラブから定期的にメール案内は届いていた。けれど、生粋のファンでないため表題だけ見てゴミ箱行き。山口さんが体調不良であることやサカナクションの動向を知らぬ存ぜぬの状況が続いた。年初待ちに待ったツアーの案内が届いた。今回も関西は5月28(火)、29日(水)の大阪城ホールでの平日開催。「またも!」一度は諦めようとしたが、「忘れられないの」ではなく「諦められないの」。水曜日は休診日。けれども、六時半開演のライブが終わるのはおそらく九時過ぎ。それから車を運転して帰宅すればその日のうちに帰れるかどうか。食事や入浴を考えれば就寝は丑三つ時。体力や翌日の診療を考えれば、当然のごとくためらわれた。しかし、克服しなければならないのは自身の心の弱さだけ。「当たってもないのに色々考えるな!まずは行動!」、夫婦と障害のある三男の三人親子席で29日(水)枠を申し込んだ。運がいいのか悪いのか1回目で当選した。

初参加のサカナクションのライブは何もかもが初体験。前日に携帯電話に届いた席はスタンド席。申し込む時にアリーナかスタンド席かよりも親子席が最優先だった。「会員で親子席なら、きっと(もっと良い席を)考慮されるだろう。」と思ってしまっていた。スタンド席とは言え、相当配慮されていることを後に知ることに。通常は五時半開場なのだが、親子席で申し込んでいるため本人確認と子供の年齢を証明するものを前もって提示する必要があり、その受付が四時開始。額面通りに受け取り、四時過ぎに大阪城ホールに着くよう田辺を発った。5月29日は天気が良く、上着を着ていると汗をかくくらいの陽気。思いのほか親子受付はすんなり終わり、開場までの一時間を会場外で待つことになった。平日の夕刻にも関わらずもの凄い人の数。2、30代が中心でカップルもしくはグループ参加が圧倒的に多い。若いからか、それとも山口さんがコムデギャルソンの愛好家からか、来場者も黒が基調で小洒落た感じ。開場時刻になりホール内に入って驚いた。我々の席はステージ対面のスタンド席中間あたり。アリーナを見たら、何とそこには席が設えられていない。どうもブロックごとに分けられていて、前から順番に番号順に入場する形。アリーナにも関わらず立見席のライブは初体験。「なるほど、ステージから遠いけれども席があるのがいい!親子席で良かった。」を実感した。この年齢になって開場から終演まで三時間半以上立っているなんて不可能。

ほぼ定刻通りに開演。開始直後から、いつもと今までとどうも雰囲気が違う。開演を告げる消灯直後から我々の周囲は一斉に起立。スタンド席は通常、消灯しても立つのは少数派。演奏と同時にボルテージは最高潮に。事情が全くわからない我々は、それでも周囲に流されることなく着席を貫いた。しかし、我慢できたのは2曲目まで。パーカッションのイントロが特徴的な「アイデンティティ」が始まれば、我慢できずスタンディング、「アイデンティティがない 生まれない らららら」いつの間にか皆と同じように手を大きく左右に振っていた。

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